講演情報

[3H12]原子力プラントの廃止措置に伴う鉛ブロックの切断手法の研究開発Ⅵ

*五嶋 智久1,3、ハーベル グレン2、砂川 武義1 (1. 福井工大、2. オンタリオ工科大、3. 太平電業)

キーワード:

廃止措置、遮蔽材、鉛、低融点合金、廃棄物

原子力プラントの廃止措置作業において、放射線の遮蔽材として用いられている鉛板が廃棄物として出る。鉛板の廃棄作業は、一般的な工具を使用した切断が難しい為、大変困難である。本研究では、機械的切断手法と低融点合金を組み合わせた手法を考案した。我々は本手法を用いて効率的かつ精密に鉛板を切断するために、鉛板に供給する低融点合金をペースト状にすることを考案し、鉛切断用のBi-Sn合金ペーストを開発した。今回我々は、機械的切断手法として使用しているレシプロソーのブレードについて、市販品から2種類を選択し、比較検証試験を行った。その結果、本手法におけるレシプロソーブレードの最適形状を見出した。