セッション詳細

[A1421-4am]メカノケミカル有機合成を企業で活用するために

2024年3月21日(木) 9:00 〜 11:40
A1421(14号館 [2階] 1421)
メカノケミカル有機合成は、反応溶媒をほとんど使わずに、ボールミルなどの攪拌装置を用いて有機合成反応を実施する新しい技術である。メカノケミカル有機合成では、幅広い反応に対して反応溶媒が大幅に削減でき(例:15分の一)、さらに反応時間も短縮できる(例:300分の一)。また有機合成で扱いにくい溶解性の悪い化合物を反応させることができるなど、有機合成を大幅に進化させるポテンシャルを持っている。このメカノケミカル有機合成は、社会で活用されてこそ、その真価を発揮する。しかし、ヨーロッパを中心に事業化へ大きな興味を持たれているのに対し、日本ではまだ活用が進んでいない。本企画は、メカノケミカル有機合成の社会実装にむけた情報交換や議論を深めることを目的とする。
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