講演情報

[2B13]アレーンと酢酸の酸化的カップリング反応におけるPtRu酸化物クラスターの相乗的触媒作用

○長谷川 慎吾1、中村 汐穏1、原野 幸治2,3、本倉 健1 (1. 横浜国立大学、2. 物質・材料研究機構、3. 東京科学大学)

キーワード:

C–H bond activation、bimetallic catalyst、metal oxide cluster

アレーンとカルボン酸の酸化的カップリング反応は、アリールエステルが一段階で得られる高効率な反応であり、分子状酸素を酸化剤とする反応条件では副生成物が無害な水のみとなる。本研究において我々は酸素雰囲気でのベンゼンと酢酸のカップリングにおいてPtRu酸化物クラスターが相乗的に高い活性を示すことを見出した。すなわちPt触媒がRu触媒よりも高い活性を示した一方、PtRu触媒はPt触媒の約2倍の触媒回転数を示した。触媒構造解析、速度論的解析、および理論計算を実施することで相乗的触媒作用の起源を調査した。

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