セッション詳細
[SY14]RWDにおける研究倫理の課題と展望 ー臨中ネットの取組みを通じてー
2025年3月1日(土) 8:30 〜 10:00
第5会場 LIVE無/オンデマンド有(311+312)
座長:河原 直人(九州大学病院ARO次世代医療センター)、黒田 知宏(京都大学医学部附属病院 医療情報企画部) オーガナイザー:今泉 貴広(名古屋大学医学部附属病院先端医療開発部データセンター)
リアルワールドデータの利活用がわが国でも急速に進みつつある。臨床研究中核病院間で診療情報を研究に活用する取組みとして2018年より開始された「臨中ネット」では、各医療機関の既存の診療情報から、研究者の提案に応じて必要なデータを出力し、研究を実施するために必要な体制整備を試験的に行っている。本シンポジウムでは、臨中ネットで整備している研究基盤を利用して既存情報を用いた研究を行う際の、研究倫理面を中心とした様々な課題について概説し、その解決に向けた取組みを紹介する。研究倫理面における具体的な課題を総覧し、それらの解決策として取り組んできた、研究計画書雛形と手引書の意義や取組みの概要などについて解説する。また、臨中ネット施設全体で取り組んでいるユースケース等の取組みから明らかになった、現実に直面した諸課題を整理し、最終的に日本のリアルワールドデータ研究の行く末について未来志向で展望を述べる。
[SY14-01]臨中ネットを事例としたRWD研究におけるデータ共有フローの構築と課題解決のアプローチ
*竹村 亮1、今泉 貴広2、松木 絵里1、黒田 知宏3 (1. 慶應義塾大学病院、2. 名古屋大学医学部附属病院、3. 京都大学医学部附属病院)
[SY14-02]RWD研究における研究倫理上の対応とその問題点
*河原 直人1 (1. 九州大学病院 ARO次世代医療センター)
[SY14-03]研究計画書ひな形・手引書による効率化の試み
*今泉 貴広1 (1. 名古屋大学医学部附属病院先端医療開発部データセンター)
[SY14-04]臨中ネットおよびグローバルネットワーク研究の実施から見えた、研究倫理面も含めた諸課題
*青柳 吉博1,2、寺尾 涼恵2、馬場 雅浩2、古谷 秀樹3、若林 将史4、池田 裕弥2、佐藤 暁洋2 (1. 国立がん研究センター東病院 医療情報部、2. 国立がん研究センター東病院 臨床研究支援部門 臨床研究推進部、3. 国立がん研究センター東病院 臨床研究支援部門 臨床研究企画部、4. 国立がん研究センター 研究支援センター 生物統計部)
[SY14-05]RWD研究における実運用の課題と改善策の実施
*宮原 冬佳1、船越 公太2、中村 泰三3、河原 直人2、高田 敦史1、山下 貴範1、戸高 浩司2、中島 直樹1,4 (1. 九州大学病院 メディカル・インフォメーションセンター、2. 九州大学病院 ARO次世代医療センター、3. 九州大学大学院 医学研究院医療経営・管理学講座、4. 九州大学大学院 医学研究院医療情報学講座)
[SY14-06]RWD研究の今後 —欧州を鏡に日本の行くべき未来を考える
*黒田 知宏1 (1. 京都大学 医学部附属病院 医療情報企画部)