[4-6] 材料・施工⑥

9:45 〜 10:00

[4-37] 袋型根固め工によるため池耐震対策の材料定数に関する試験

*長岡 誠也¹、岡島 賢治¹、関谷 勇太²、遠藤 優輝²、吉田 貴司³、小菅 達也³ (1. 三重大学大学院生物資源学研究科、2. ナカダ産業株式会社、3. NTCコンサルタンツ株式会社)

キーワード：

ため池、耐震対策、袋型根固め材、設計諸元、工法・施工

本研究では、袋型根固め工の単位体積重量、せん断強度を室内試験および実規模実験より求めた。袋型根固め材同士の空隙率を考慮した単位体積重量は、自然落下した中込材の90％程度になった。せん断強度は三軸圧縮試験、一面せん断試験、ダンプ荷台傾斜試験を実施し、中込材（石材）のみに比べ、袋型根固め材間のせん断強度が10％程度増加した。このため、袋型根固め工のせん断強度は、安全を考慮し中込材のみの値とする。