講演情報

[T-1-5]棚田域における伝統的な水配分の実態

*大倉 芙美1、ニョマン スラストリ2、加藤 亮3 (1. 国際農林水産業研究センター、2. ウダヤナ大学農業工学部、3. 東京農工大学農学研究院)

キーワード:

水田灌漑、スバック、水配分

バリ島のツンクップ灌漑地区を対象に、AWDの導入に向け水利用を把握することを目的とした。対象地区には6つのスバックが存在するが、用水量に応じ田起こしには通常15~30日程度かけ、慣例的な取水順に従い取水していた。また、情報の共有が階層的になされ、末端の組織であるサブ・スバックで水利用が決定されていた。よって、意思決定の最小組織であるサブ・スバックとの協働がAWDの導入に必要であることが分かった。

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