講演情報

[T-15-1]水田水域の多様な湿地環境による水生動物群集の保全と再生

*田和 康太1,2、佐川 志朗2,3 (1. 国立環境研究所気候変動適応センター、2. 兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科、3. 兵庫県立コウノトリの郷公園)

キーワード:

水田水域の生物多様性、水田ビオトープ、氾濫原、水生動物群集、湿田

様々な自然再生が進む豊岡盆地の水田水域や利根川下流域の湿田で構成される水田水域において,水生動物群集の生息状況を調査した.その結果,湛水休耕田や土水路,河道内氾濫原湿地と水田との季節的・空間的補完性が示された.原生的な氾濫原環境がほぼ消失した現代では,生業の場である水田水域が氾濫原を好む水生動物群集の保全に大きく貢献していると考えられるため,水田耕作と生物多様性保全の両立について検討したい.

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