セッション詳細
[C251]機械技術・産業が直面する新たな課題 [技術倫理委員会]
2025年9月7日(日) 14:00 〜 17:00
第4室(B31)
司会:佐藤 国仁 ((有)佐藤R&D)
対象:一般
申込:要(準備中)
対象:一般
申込:要(準備中)
機械学会に大きく関わる課題を取り上げ、どのような倫理的課題が認識されるのかを公開の場で意見交換することを目的とする。
本会の初代倫理規定が1999年に制定されてから25年を超えた。制定当時の状況を振り返ると担当者個人のレベルの事故や失敗が頻発していた。それゆえ専門職たる技術者、研究者こそが事故の倫理的責務を認識して行動するべきだとの問題意識が多くの学協会に広く共有された。それから四半世紀を経たいま、倫理的な課題は一人の技術者、一つの組織が担えない規模の問題へと拡大している。
本会の倫理規定条文はすべて”会員は・・・する”と定めている。会員個人の責務を社会に宣言することが当時の学会の役割と認識されたからだった。だがいまや、倫理的に判断しようにも、個々の技術者にはそのために必要な技術状況の全体的な理解すら困難な時代となっている。専門家の集団である学会も会員とともに社会における機械工学の倫理的課題に積極的に取り組むことが求められている。
今日取り組むべき課題は学問としての機械工学に収まるものではなく、それらが社会において果たす役割にまで拡大されるため、「市民」に広く開かれたフォーラムを開催し、社会の倫理的求めに本会がいかにこたえるべきか議論する。
本会の初代倫理規定が1999年に制定されてから25年を超えた。制定当時の状況を振り返ると担当者個人のレベルの事故や失敗が頻発していた。それゆえ専門職たる技術者、研究者こそが事故の倫理的責務を認識して行動するべきだとの問題意識が多くの学協会に広く共有された。それから四半世紀を経たいま、倫理的な課題は一人の技術者、一つの組織が担えない規模の問題へと拡大している。
本会の倫理規定条文はすべて”会員は・・・する”と定めている。会員個人の責務を社会に宣言することが当時の学会の役割と認識されたからだった。だがいまや、倫理的に判断しようにも、個々の技術者にはそのために必要な技術状況の全体的な理解すら困難な時代となっている。専門家の集団である学会も会員とともに社会における機械工学の倫理的課題に積極的に取り組むことが求められている。
今日取り組むべき課題は学問としての機械工学に収まるものではなく、それらが社会において果たす役割にまで拡大されるため、「市民」に広く開かれたフォーラムを開催し、社会の倫理的求めに本会がいかにこたえるべきか議論する。
[C251-1]気候工学の倫理的問題
吉永 明弘 (法政大学)
[C251-2]AI時代と揺らぐ真実性の問題
比屋根 均 ((一社)岐阜県公衆衛生検査センター)
[C251-3]イタイイタイ病被害住民の方から「全面解決」の合意を受けた原因企業の取り組みの先進性を振り返る
渋江 隆雄 (元 三井金属鉱業(株))
[C251-4]PFASの1980年代からの研究に基づく先行規制
湯夲 公庸 (久禄労働安全コンサルタント事務所)