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[2a305-07]生涯スポーツ研究部会【課題A】テーマ別シンポジウム/なぜ、いま「スポーツの価値」を問うのか? ―次代に向けたスポーツ:変わる魅力・変わらない魅力―

2024年8月30日(金) 10:10 〜 12:10
221教室(2号館 2階 221教室)
コーディネーター:林 洋輔(大阪教育大学)
「スポーツの価値とは何か」。この問いは一聴して意外かつ奇妙な響きをわれわれに与える。というのは、体育やスポーツに関わる人々において、「スポーツの価値」はすでに自明であるとも考えられるからだ。健康、教育、福祉。あるいは国際交流、地域活性化、そして産業の興隆と国力の増強。スポーツの社会的役割を事改めて整理するまでもなく、「スポーツの価値」などわれわれの頭脳に熟議も熟考もなく想起されてくるのが常である。しかし、「社会的課題の解決手段としてスポーツに価値がある」と、こう断じて議論が終わるほど問題は単純ではない。スポーツの経済的価値をはじめ「手段としてスポーツが有益である」ことと、スポーツの内在的な魅力が必ずしも軌を一にするものでないことは、これまで幾度も確認されてきたことだからである。さらに「生涯スポーツ」の語に代表されてきたように、人が生涯にわたりスポーツに関与することの意味や期待が増大する昨今、「スポーツの価値」をめぐる議論に新たな展開が求められる時宜である。
 シンポジウムでは「スポーツの価値」をめぐる総論、各論、また理論と実践例など多角的な視点から「スポーツの価値」の実質に光を当て、フロアとの討議を踏まえて未来へと続く出立点を模索したい。

[生涯スポーツ-SA-1]スポーツという「不便益」文化の継承と人間的可能性の開発

*中西 純司1 (1. 立命館大学)
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[生涯スポーツ-SA-2]参加者がスポーツの価値に触れるためのコーチの役割

*渋倉 崇行1 (1. 桐蔭横浜大学大学院)
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[生涯スポーツ-SA-3]直接経験と間接経験のはざまにあるスポーツ

*髙橋 徹1 (1. 岡山大学)
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