講演情報
[P047]グループワークを活用した反転学習による統計解析演習の試み
【発表者】西田 孝洋1、満留 菜央1、袁 飛1、中嶌 萌衣1、麓 伸太郎1 (1. 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科)
【目的】ICTおよびデータサイエンスの進展に伴い、研究や臨床現場における実践的な統計解析の活用能力を養成する必要がある。コロナ禍によりオンラインを活用するICT活用スキルは大いに向上し、講義や演習などのオンライン自学自習コンテンツは格段に充実した。一方、学習者の孤立を避けるためのグループによる学び合いの重要性が強調された。そこで、グループワークによる学び合いを取り入れた反転学習に基づく統計解析演習を試みた。
【方法】長崎大学薬学部の統計解析演習科目「薬学統計学」の全ての講義説明およびExcel演習内容を音声付きスライド動画にしてストリーミングサーバーにアップロードし、課題や確認問題などをティーチングアシスタントと協働でオンデマンドコンテンツ化した。講義進行については、オンデマンドコンテンツによる予習を基本とした。グループワークの一環として、Zoomを活用したグループ面談による質問回答を実施した。さらに、国勢調査や臨床データなどをグループで統計解析し発表会を実施した。授業終了時にアンケート調査を行い、学習者の意見を集約しグループワークによる反転学習の教育効果を検証した。
【結果・考察】アンケート調査では、学習者のほとんどが、グループワークによる反転学習が効果的であると回答した。教員側でも、授業時間外の学習時間の実質化の点でもオンデマンドコンテンツは非常に有効である。さらに、学習者のモチベーションや理解度向上の面でもグループワークによる改善が認められ、このようなグループワークによる学び合いを取り入れた反転学習は、今後の数理解析教育において、極めて有意義であると推察される。
【方法】長崎大学薬学部の統計解析演習科目「薬学統計学」の全ての講義説明およびExcel演習内容を音声付きスライド動画にしてストリーミングサーバーにアップロードし、課題や確認問題などをティーチングアシスタントと協働でオンデマンドコンテンツ化した。講義進行については、オンデマンドコンテンツによる予習を基本とした。グループワークの一環として、Zoomを活用したグループ面談による質問回答を実施した。さらに、国勢調査や臨床データなどをグループで統計解析し発表会を実施した。授業終了時にアンケート調査を行い、学習者の意見を集約しグループワークによる反転学習の教育効果を検証した。
【結果・考察】アンケート調査では、学習者のほとんどが、グループワークによる反転学習が効果的であると回答した。教員側でも、授業時間外の学習時間の実質化の点でもオンデマンドコンテンツは非常に有効である。さらに、学習者のモチベーションや理解度向上の面でもグループワークによる改善が認められ、このようなグループワークによる学び合いを取り入れた反転学習は、今後の数理解析教育において、極めて有意義であると推察される。