第1会場(225教室)
第3会場(203教室)
第4会場(442教室)
第5会場(403教室)
第6会場(406教室)
第7会場(436教室 SGD大講義室)
健康茶房(1FComoRevi)
懇親会場(1F 学生食堂)
ポスター会場
9:00
10:00
11:00
12:00
13:00
14:00
15:00
16:00
17:00
18:00
19:00
特別シンポジウム(10:00 〜 11:30)

特別シンポジウム
日本薬学教育学会の2030年に向けたビジョン

代表オーガナイザー:入江 徹美(日本薬学教育学会中長期ビジョンワーキンググループ/熊本大学大学院生命科学研究部)
共同オーガナイザー:乾 賢一(日本薬学教育学会理事長/京都薬科大学名誉教授/京都大学名誉教授)
〇概要:
日本薬学教育学会は、今後の5年間における活動の道標として「2030年ビジョン」を策定しました。個々の会員、各委員会、および年次大会の活動が、学会の「ミッション」や「ビジョン」に沿ったものであることが望ましいと思われます。本シンポジウムの目的は、多くの会員と「2030年ビジョン」の作成の経緯、内容、およびその活用用途などを共有し、議論を通じて理解を深めることです。
シンポジウム(15:30 〜 17:30)

シンポジウム1
未来に繋ぐ薬学教育
―大学では何を学ぶのか。コアカリの意義を考える-
(薬学教育カリキュラム検討委員会企画シンポジウム)

オーガナイザー:小佐野 博史(帝京大学)
オーガナイザー:角山 香織(大阪医科薬科大学薬学部)
〇概要:
令和4年度改訂コアカリによる教育に効果的に繋ぐため、改訂で何が変わったのか、その意義は何か、そして、学生は大学で何をどのように学ぶのか、令和4年度改訂コアカリの概念化、学修成果基盤型教育、新ガイドラインによる臨床におけるガイドラインなど、改訂の意図、現行コアカリとの違いを解説する。「薬学教育カリキュラム検討委員会」企画シンポジウム
スポンサードセミナー(10:00 〜 11:30)

スポンサードセミナー1
医療リテラシーと地域コミュニティーに関する 産官学民の多角的視点からの共創
【共催 アステラス製薬株式会社】

座長:小原 道子(帝京平成大学薬学部)
   石井 大輔(中野区地域支えあい推進部)
本セミナーでは、地域コミュニティーの健康意識の醸成の必要性について、産官学民一体となった中野区における具体的な取り組みを紹介しながら議論する。
帝京平成大学薬学部の部活動である地域連携部は「地域住民のために良いことをする」という理念を持ち、中野区を中心に地域活動を推進している。その一つとして地域の中学校等に「薬育」活動(薬学生が中学校等に赴き、医薬品の適正使用や薬物乱用防止、フレイル予防など地域住民の健康を支えることが出来るような知識の啓発活動)を開始している。また本学学園祭で活動を開始した「健康茶房」は健康茶の利き茶をしながら地域住民と楽しく学び対話する居場所を大学内を中心に提供している。地域連携部から派生した「なかのヘルスケアコミュニティ」は産官学民連携型の多世代による地域支援事業として中野区からの助成を受けて学生が主体的に取り組む地域支援活動であり、民間企業も参画し、活動の持続性の一翼を担っている。地域住民のなめらかなコミュニケーションを推進するための活動と協働の枠組みを共有し、今後もさらなる学びを深めていく予定である。
また、「医療のエコ活動」というコンセプトが、日本の医療および社会保障財政の観点、利他の精神を包摂する市民活動に適しており、街づくりの文脈で地域社会の持続可能な発展に寄与する可能性を共に考えたい。

産官学民の各ステークホルダーの演題:
1.  地域コミュニティーへの薬育教育
- 原田 美那 先生 (帝京平成大学 薬学部薬学科・助手)
2.  薬学生が目指す産官学民の地域活動
- 米倉 知乃 さん (帝京平成大学 薬学部5年生) 
3.  地域活動と多世代連携 ~こころよく われにはたらく仕事あれ・・啄木より~
- 福田 英二 氏 (スギメディカル㈱ 介護ソリューション部)
4.  中野区における地域包括ケアシステムの取組と健幸(ウェルネス)のまちづくりについて - 酒井 直人 氏 (中野区長) 
5.  総合ディスカッション: 誰一人取り残さない持続可能な地域コミュニティーを目指して
    
本セミナーが、薬学教育に関わる皆様の深い理解と関心を促し、全国の地域コミュニティーの持続的な健康意識向上に少しでも寄与することを期待したい。
スポンサードセミナー(15:30 〜 17:00)

スポンサードセミナー3
地域での医療を担う薬局の将来像
ーこれからの薬学生に向けてー
【共催 株式会社わかば】

座長:原 和夫(株式会社 わかば)
 従来の薬局は、主に医師の処方に基づき医薬品を提供する調剤機能を中心に発展してきました。すなわち対面での服薬指導を行い、患者の安全な薬の使用を支援する役割を担ってきました。
 地域医療を担う薬局の将来は、技術革新と社会の変化に大きく影響を受けることは確実です。
デジタル化が進み、オンライン薬局や遠隔診療との連携が一般化することで利便性が向上する一方、従来の対面型サービスの役割は変化するのは確実です。特にAIやロボット技術の導入や調剤の定義が変わることにより、調剤業務の効率化が進み、薬局薬剤師はより専門的な相談業務に注力することが求められます。また、高齢化社会の進展に伴い、在宅医療や地域との連携が今以上に強化され、薬局の役割は「薬を渡す場所」から「健康を支える拠点」へと変化していきます。これらの変化に対応するため、専門知識を活かした調剤業務・健康相談や予防医療の提供を強化し、地域の健康維持に貢献する存在へと変化して、多様なニーズに応える薬局薬剤師の役割は、これからさらに重要になっていきます。
 本シンポジウムでは地域医療における薬局の役割と未来について3名の演者による発表を行います。薬局の進化と地域の健康維持・医療に貢献する薬局の未来像を考察します。薬局が果たす役割の変化を理解し、未来の地域の中での薬局の在り方と将来の薬剤師の為に考える機会となることを期待します。
シンポジウム(13:00 〜 15:00)

シンポジウム2
実務家教員と医療機関が連携して、薬学生の実務実習から卒後教育までのキャリア形成をどのように「つないで」いくか?

代表オーガナイザー:尾上 雅英(公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院)
共同オーガナイザー:角本 幹夫(立命館大学薬学部)
〇概要:
薬学生は、実務実習の経験と支援が、就職先を決める一つの方向性となる。今回、医療機関で研修中の実務家教員が、薬学生をどのように支援し、就職後のフォローをどのように行っているのかについて紹介する。医療機関からは、実務家教員と連携して、実務実習や卒後教育をどのように構築してきたかについて報告する。大学と医療機関が連携して、学生の「つなぎ」となる、薬学生のキャリア形成について、皆様と議論したい。
シンポジウム(15:30 〜 17:30)

シンポジウム4
研究実践できる薬剤師を養成するために必要な教育

代表オーガナイザー:上田 昌宏(摂南大学薬学部)
共同オーガナイザー:岡田 直人(山口大学病院薬剤部)
〇概要:
薬剤師に求められる資質・能力には、学術・研究活動を実践する力が含まれる。しかし、学部教育のみでは獲得が難しく、卒後の継続的な研鑽が必要である。大学院進学によって研究能力を高める道もあるが、ハードルが高いため自施設での研究活動を通じて能力を醸成する場合も多い。本シンポジウムでは、大学院以外の環境も踏まえた研究能力向上に必要な内容について、教育を受ける側・提供する側双方の視点から議論する。
シンポジウム(13:00 〜 15:00)

シンポジウム3 
<倫理教育委員会企画>
多様な未来を担う薬学人のための倫理教育を考える

オーガナイザー:有田 悦子(北里大学薬学部)
共同オーガナイザー:亀井 美和子(帝京平成大学薬学部)
共同オーガナイザー:田村 豊(福山大学薬学部)
〇概要:
薬学教育における倫理教育は、多様な活躍の可能性がある薬学人の基盤作りに重要な意味を持つ。しかし、倫理教育の目的や方法が薬学全体として必ずしも共有されていない現状もある。そこで本シンポジウムでは、薬学部において倫理教育に携わっている各演者から話題提供を行い、多様な未来を担う薬学人のための倫理教育について共通認識をもつ機会としたい。
スポンサードセミナー(15:30 〜 17:00)

スポンサードセミナー4
ヘルスビッグデータで広がる薬学部・薬剤師の新しい役割とは?
【共催 DeSCヘルスケア株式会社】

座長:鈴木 一史(DeSCヘルスケア株式会社)
薬剤に関連する疫学や安全性等に関する教育研究においては、これまで個々の医療施設から取得した臨床データや公的な副作用報告データベースなどが広く活用されておりますが、現在ではレセプトデータベースをはじめとする健康・医療ビッグデータの研究利用も増加傾向にあります。近年、薬学部のコアカリキュラムにビッグデータの活用が追加される等、厚生労働省および文部科学省から薬学部や薬科大学に対し、データサイエンスの推進およびヘルスビッグデータの活用が提言されたことを受けて、薬学研究者の間で上述のようなビッグデータへの関心が今後さらに高まると予想されます。本シンポジウムでは、教育・研究におけるヘルスビッグデータの利活用を積極的に行っている薬科大学・薬学部の事例をご紹介し、データ利活用分野への理解を深めるとともに、薬学教育・研究における活用を支援し、教育現場および参加者の皆様の今後の教育研究に資することを目的としています。
スポンサードセミナー(10:00 〜 11:30)

スポンサードセミナー2
ロート製薬 食事業への挑戦~「Vision R」編~
―もっとロートを知っていただくために―
【共催 ロート製薬株式会社】

座長:古畑 公(日本臨床栄養協会 監事)
私たちは創業以来、胃腸薬、目薬、外皮用薬(メンソレータム等)、2000年以降は「Obagi(オバジ)」「肌ラボ」等ビューティー関連商品の幅広い商品開発および販売を行ってまいりました。2013年からはアグリ事業、レストラン等の食ビジネス、最先端の医療である再生医療事業への挑戦をスタートし、様々な角度から健康と美に関する取り組みを行っています。一方で、2022年から臨床栄養領域における「ロートのサポーター・ファンづくり」に注力し、エビデンスの前に「ロート製薬とは?」というパートを発表させていただきましたが、多くの反響がありました。
 今回は2つの社会課題(新型栄養失調に起因する軽度不調/生命寿命と健康寿命のGAP10年の短縮)解決に向けた開発品とエビデンスを紹介させていただきつつ、私たちのパッションを感じ取っていただければ幸いです。
ワークショップ(13:00 〜 15:00)

ワークショップ2
米国 PharmD コースでの臨床薬学教育を体験するワークショップ

代表オーガナイザー:高橋 一栄(大阪府済生会野江病院 薬剤科)
共同オーガナイザー:橋田 亨(神戸学院大学 薬学部/神戸市立医療センター中央市民病院)
タスクフォース:小崎 彩  (University of California, Irvine 薬学部)
        菊岡 亮  (岡山大学病院 薬剤部)
        谷口 栄  (札幌徳洲会病院 薬剤部)
        段林 正明 (京都桂病院 薬剤部)
        中安 小春 (札幌徳洲会病院 薬剤部)
〇概要:
臨床教育に力を入れている米国の薬学部PharmDコースで実際に使用されているテンプレートやルーブリックを活用し、実践的なスキルを身につける教育を体験できます。大学教員、臨床現場の指導者、または臨床薬学の学習方法を学びたい方に適した内容となっています。本ワークショップでは、1つの症例を通じて、薬剤師として自信を持って処方提案を行い、患者と深く関わるために必要なスキルを習得するプロセスを学びます。
【定員】30 名
【準備物】事前課題として症例を配布します。課題テンプレートに沿って事前に取り組んで頂きます。当日、事前課題の内容をグループで話し合い、その後、会場全体でディスカションをします。当日、各グループに一人はオンラインに繋ぎ、グループの回答を共有して頂きます。グループ用のPCはこちらで用意します。
シンポジウム(15:30 〜 17:30)

シンポジウム5
薬学生を対象としたSRHR/性差を意識したプレコンセプションケア教育

代表オーガナイザー:宮原 富士子(NPO法人HAP/ケイ薬局/日本女性医学学会)
共同オーガナイザー:中村 由喜(TAYA研究会/あおぞら薬局富士見店)
〇概要:
本邦にも女性の健康総合センターが設立され、国の動きの中でも女性の健康支援の体制づくりが急務とされています。薬学生への教育は、該当世代当事者である医療系学生であることに加え、将来、地域の人々に対して実践力のある薬剤師を育成するためにも重要です。様々な制度をふまえて、薬学部においての教育の在り方を考えるシンポジウムを企画しました。実践に関わるシンポジストと共に考える機会としたいと思います。
ワークショップ(10:00 〜 11:30)

ワークショップ1
生体シミュレータを用いたフィジカルアセスメントの実技試験の紹介

代表オーガナイザー:緒方 賢次 (九州医療科学大学薬学部)
共同オーガナイザー:徳永 仁 (九州医療科学大学薬学部)
〇概要:
九州医療科学大学ではフィジカルアセスメント教育の一環として5年次に生体シミュレータ「フィジコ」を用いた実技試験を行っている。この試験では脈拍、血圧、心音、呼吸音、腸音、浮腫をアセスメントするために学生が行った手技の適切性およびアセスメント結果の妥当性を評価している。本ワークショップでは、実際にフィジコを用いて試験運用法について紹介し、さらに参加者に実技試験を体験していただくことを企画している。
【定員】20名
【参加者が持参すべきもの】特になし
ワークショップ(13:00 〜 15:00)

ワークショップ3
臨床教育における生成 AI 技術の活用を考える
 ~生成 AI 技術を用いたオンライン服薬指導の教材を使って~

代表オーガナイザー:牛田 誠   (名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センター)
タスクフォース:大津 史子 (名城大学薬学部 医薬品情報研究室)
        長谷川 洋一(名城大学薬学部 臨床薬学教育・研究推進センター)
        吉野 和則 (株式会社NTT ExCパートナー DXソリューション部)
〇概要:
第8回薬学教育学会大会のワークショップでは、オンライン服薬指導システムの薬学教育への応用とその課題について議論しました。そこで浮かび上がった課題の多くは、同時期に普及し始めたChatGPTなどの生成AI技術の活用によって解決され、さらなる応用も容易になりました。
そこで、生成AI技術を活用した新しいシステムを実際に体験していただき、薬学教育への活用方法について皆さんと一緒に考えたいと思います。
【定員】20名
【準備物】インターネットに接続可能なノートPCとヘッドセット(マイク付イヤホン)をご持参ください。(必須)
また、モバイルWi-Fiルーターをお持ちの方はご持参いただけるとよりスムーズな参加が可能です。
ワークショップ(15:30 〜 17:30)

ワークショップ4
プロフェッショナル・アイデンティティの形成をどの様に支援するか考えてみよう!


代表オーガナイザー:田中 佐知子(日本大学薬学部 薬学教育研究センター)
共同オーガナイザー:三好 智子(京都大学大学院医学研究科医学教育・国際化推進センター)
タスクフォース:大戸 敬之(鹿児島大学病院歯科総合診療部) 
        鈴木 小夜(慶應義塾大学薬学部)
        猪田 宏美(岡山大学病院薬剤部)
        加藤 里奈(昭和医科大学薬学部)
〇概要:
専門職に関連する価値観や信念、態度などをプロフェッショナル・アイデンティティ(PI)といいます。学生や新人薬剤師がPI獲得するための教育手法は確立されていません。本ワークショップでは、学生や新人薬剤師が医療専門職らしさを育むために、皆さんが困っていることを共有しながら、PIの形成につながるような「向き合い方」について考え、学習者が医療者としてのアイデンティティを形成・発展する過程を支援できればと考えています。
【定員】30名
【準備物】必須ではないが、参加者の方には現在担当されている学内教育や実習担当の実践の中でプロフェッショナリズムやアイデンティティ形成への関わりについて戸惑うこと、苦慮したこと、その楽しさなどをWS内で共有して頂きたいと考えています。Google formsの事前アンケートにご協力いただければと考えています。