講演情報

[1-49]大阪府堺市におけるため池の存廃に伴う所有者名義の動向

*工藤 庸介1、木全 卓1 (1. 大阪公立大学大学院農学研究科)

キーワード:

農業用ため池、所有者名義、地域

近年のため池数減少には「農業用ため池の管理及び保全に関する法律」で所有者等に適正管理の努力義務が課せられたことが影響していると考えられる。本研究では大阪府堺市内のため池を対象に、適正な管理の一端を担う所有者の同法制定前後の変化について分析した。その結果、近世以前に由来する「共有地(大字)」の約半数が「不明」に推移していることから、旧来の村落共同体を前提とした管理が岐路に立っていると示唆された。

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