講演情報
[10-3]フィリピン・ネグロス島のサトウキビ栽培における地下灌漑システムOPSIS適用と節水効果
*岡本 健1、安西 俊彦1、酒井 一人2、猪迫 耕二3、齊藤 忠臣3、識名 安輝1、新盛 敬也1、高橋 正史1 (1. 国際農林水産業研究センター、2. 琉球大学農学部、3. 鳥取大学農学部)
キーワード:
地下灌漑システムOPSIS、土壌水分、サトウキビ、水利用効率
近年頻発する干ばつに脆弱なフィリピンのサトウキビ栽培に、節水型地下灌漑システムOPSISを適用し、土壌水分動態の観測および節水効果を評価した。OPSISは表層の過剰な水分上昇を抑えつつ、作土層内の土壌水分をしおれ点以上に維持した。灌漑期間中の給水量は基準作物蒸発散量より8%少なく、無灌漑と比較して原料茎および砂糖収量が増加し、水利用効率が20%向上した。
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