講演情報
[10-64]核の冬による飢饉への適応策と灌漑学の役割
*藤巻 晴行1 (1. 鳥取大学)
キーワード:
核の冬、灌漑、食料備蓄
全面核戦争により引き起こされると予想されている核の冬による飢饉は、最大の被災リスクである。低温下で栽培可能な冬作物でわが国の全住民の栄養所要量を満たすのに必要な栽培面積は、平時の収量を仮定しても556万haであり、国土の北半分が耕作できないため大規模な開墾が必要となる。地球規模では、亜熱帯乾燥地での食料生産が数十億人の生存を支えることになるが、降水量も大幅に低下するため、灌漑がきわめて重要となる。
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