講演情報
[3-1]琵琶湖南東部の水田地帯におけるコイ科魚類の産卵場所と時期の差異
*西田 一也1,2,3、馬渕 浩司1 (1. 国立環境研究所琵琶湖分室、2. 滋賀県立大学、3. 東京都環境公社東京都環境科学研究所)
キーワード:
コイ科魚類、産卵、DNA種判別、琵琶湖流域、ゆりかご水田プロジェクト
琵琶湖湖東地域の水田地帯において,2020年にコイ科魚類の産着卵調査を実施し,採集卵のDNA種(亜種)判別を行った.産着卵は4月上旬から7月上旬に確認されたが,湖岸や湖岸に近い河川では5月以降にほとんど確認されなかった.ニゴロブナとギンブナは水田内を含む水田地帯全体を繁殖場として利用していたのに対して,ゲンゴロウブナ,コイ在来系統は水田内を繁殖場として利用しない(後者はできていない)と考えられた.
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