[3-2] 生態環境②

11:00 〜 11:15

[3-9] 側壁傾斜型魚道の壁面改良の基礎的実験

*小野 真¹、矢田谷 健一²、堀内 孝人³、渡邊 潔³、丸居 篤²、東 信行² (1. 弘前大学大学院農学生命科学研究科、2. 弘前大学農学生命科学部、3. （株）ホクエツ)

キーワード：

台形断面型魚道、河川連続性、ウキゴリ

多様な生物の遡上を目的に考案された側壁を45°に傾斜させた台形断面型魚道に着目し，本形式を模した側壁傾斜型魚道の模型を用いた遡上実験を行った．本実験では小型魚の遡上を助けることを目的とし，水際部の流れを減勢させる改良を側壁面に施し，改良前後の遡上成功率を比較した．その結果，側壁近傍では流速が減勢され，ウキゴリ類の遡上成功率の向上が確認されたことで改良箇所の有用性が示された．