講演情報

[6-13]鋼矢板で補強したため池堤体の遮水性

*山崎 弘芳1、原 忠2、棚谷 南海彦3 (1. 日本製鉄株式会社、2. 高知大学、3. 株式会社エイト日本技術開発)

キーワード:

ため池、鋼矢板、鋼矢板二重式工法

地震や豪雨によるため池堤体の決壊被害の低減を目標に、筆者らは鋼矢板二重式工法の開発に取り組んでいる。今回、実適用された堤体を対象に、遮水性確認を目的とした地下水位の動態観測と水質調査を行った。その結果、湛水開始から約1年経過後も鋼矢板間や堤体下流側の地下水位は定常状態にあり、水質調査の結果からも堤体の透水性の増加や水みちの形成などは生じずに鋼矢板壁の遮水効果が発揮されていたことが考えられる。

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