講演情報
[6-21]塩類溶脱を受けた有明粘土の圧密変形特性と水利構造物の動態予測
津波 俊輝1、中野 晶子2、*金山 素平2 (1. 農林水産省、2. 九州大学大学院農学研究院)
キーワード:
有明粘土、塩類溶脱、コンシステンシー限界、圧密特性、水利構造物
本研究では,塩類溶脱が有明粘土の物理的性質と圧密沈下特性に与える影響を検討した.塩類溶脱を受けた試料の液性限界は減少し,塑性限界は増加することを確認した.段階載荷による圧密試験結果から,溶脱を受けた試料は,透水性の低下により圧密の時間遅れが顕著となることが分かった.得られた土質定数を使用し水利構造物の動態予測を行った結果,塩類溶脱によって水路勾配とは逆勾配の不同沈下が生じる可能性が示唆された.
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