セッション詳細

[2a312-14]生涯スポーツ研究部会【課題B】テーマ別シンポジウム/持続可能な「生涯スポーツ」社会実現とSDGs達成の親和性を考える

2024年8月30日(金) 14:55 〜 16:55
221教室(2号館 2階 221教室)
コーディネーター:海老島 均(成城大学) 
指定討論者:溝口 紀子(日本女子体育大学)
競技レベルの高度化,商業化やテクノロジーの進化によって,エリート・スポーツの分野はある種の臨界点に来ているといわれて久しい状況である。それでも多くのトップ・アスリートが「進化」という言葉を口にするように,まだまだ右肩上がりのモデルを追求しなくていけないエリート・スポーツの世界に内在するイデオロギーが存在する。その一方,日常生活に根づいた環境で楽しむ,グラスルーツのスポーツの世界が連綿と存在する。この両者のギャップはますます深まるばかりである。これはまさしく,経済成長や限られた人の冨を追求することからの社会的歪みや地球規模での環境の負荷を経験する日常社会と同じコンテクストにある。こうした社会を是正するために掲げられた国連のSDGsに向けた目標の多くは,スポーツの世界の歪みにも当てはまると思われる。持続可能な「生涯スポーツ」社会を実現することはSDGsに向けた目標の達成にも相通じるものがあるという観点から,特にスポーツの持つ公共性,初心者,グラスルーツ・レベルからトップアスリートへの連続性(パスウェイ),スポーツ実践,消費に関する格差の問題に焦点をあてて議論を深める機会とする。

[生涯スポーツ-SB-1]スポーツと公共性

*菊 幸一1 (1. 国士舘大学)
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[生涯スポーツ-SB-2]ハイパフォーマンスからライフパフォーマンスへ

*久木留 毅1 (1. 独立行政法人日本スポーツ振興センター、ハイパフォーマンススポーツセンター、国立スポーツ科学センター)
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[生涯スポーツ-SB-3]運動・スポーツ参加の格差

*下窪 拓也1 (1. 順天堂大学)
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