講演情報
[SL-2]2030年ビジョン作成の経緯、内容、およびその活用用途
入江 徹美 (日本薬学教育学会中長期ビジョンワーキンググループ)

〇略歴:
1978年 熊本大学薬学部卒業
1980年 熊本大学大学院薬学研究科修士課程修了
1980年 熊本大学薬学部教務員(製剤学)
1986年 米国予防衛生研究所老人学研究所留学
1998年 熊本大学大学院薬学研究科教授(病態・生体情報学)
2021年 熊本大学大学院生命科学研究部特任教授(医薬品包装学)
現在に至る
1978年 熊本大学薬学部卒業
1980年 熊本大学大学院薬学研究科修士課程修了
1980年 熊本大学薬学部教務員(製剤学)
1986年 米国予防衛生研究所老人学研究所留学
1998年 熊本大学大学院薬学研究科教授(病態・生体情報学)
2021年 熊本大学大学院生命科学研究部特任教授(医薬品包装学)
現在に至る
〇本文:
日本薬学教育学会「中長期ビジョンワーキンググループ」では、これまでに2回のワークショップを開催してまいりました。その際、参加者の皆様から「本学会にミッションやビジョンはあるのか」とのご質問をいただきました。本学会には定款が定められておりますが、これまでミッションやビジョンとして明文化したものはありませんでした。ミッションやビジョンが明確に示されていれば、会員の皆様や各委員会が活動を展開する上で、方針決定や計画立案の指針となるものと考えられます。
そこで、理事・監事の皆様のご協力のもと、学会としての「ミッション」と「2030年ビジョン」を策定するためのワークショップを、2024年10月13日(日)に開催いたしました。このワークショップにおいては、ミッション・ビジョンの策定に豊富な経験を有し、かつ学会員でもある富澤 崇氏(株式会社ツールポックス)にご協力いただきました。その成果として、2025年2月5日(水)に開催された理事会において、以下の通り「ミッション」および「2030年ビジョン」が承認されました。
「ミッション」:
薬学教育に関する研究の充実発展及びその成果の普及を目的とする。
(定款の第2条(目的))
「2030年ビジョン」:
◼️ 会員の多様性を高める。
◼️ 会員の学会活動により、薬学教育研究の重要性の認知度を高める。
◼️ 薬学教育に関する情報のプラットフォーマーとして、学会内外に広く発信する。
◼️ ニーズを捉えて、会員がワクワクするような学会活動を提供する。
◼️ 薬学の領域が一枚岩となり、多様な組織と有機的に連携する。
◼️ グローバリゼーションを推進する。
策定されたミッション・ビジョンをどのように活用していくかは、今後の学会運営において極めて重要な課題です。策定に携わった方々には背景や意図が伝わっている一方で、多くの会員にとっては抽象的に感じられ、日常的な活動との関連が見えにくい可能性もあります。
そこで、各委員会には「2030年ビジョン」を踏まえた具体的な活動内容の検討をお願いしました。本シンポジウムでは、各委員会からご提案いただいた活動内容について、私からご紹介させていただきます。後半に予定されていますパネル討論では、幅広いご意見を取り入れながら、会員の皆様にとって親しみやすく、身近に感じられるミッション・ビジョンとして育てていけるよう、皆様のご協力をお願い申し上げます。
日本薬学教育学会「中長期ビジョンワーキンググループ」では、これまでに2回のワークショップを開催してまいりました。その際、参加者の皆様から「本学会にミッションやビジョンはあるのか」とのご質問をいただきました。本学会には定款が定められておりますが、これまでミッションやビジョンとして明文化したものはありませんでした。ミッションやビジョンが明確に示されていれば、会員の皆様や各委員会が活動を展開する上で、方針決定や計画立案の指針となるものと考えられます。
そこで、理事・監事の皆様のご協力のもと、学会としての「ミッション」と「2030年ビジョン」を策定するためのワークショップを、2024年10月13日(日)に開催いたしました。このワークショップにおいては、ミッション・ビジョンの策定に豊富な経験を有し、かつ学会員でもある富澤 崇氏(株式会社ツールポックス)にご協力いただきました。その成果として、2025年2月5日(水)に開催された理事会において、以下の通り「ミッション」および「2030年ビジョン」が承認されました。
「ミッション」:
薬学教育に関する研究の充実発展及びその成果の普及を目的とする。
(定款の第2条(目的))
「2030年ビジョン」:
◼️ 会員の多様性を高める。
◼️ 会員の学会活動により、薬学教育研究の重要性の認知度を高める。
◼️ 薬学教育に関する情報のプラットフォーマーとして、学会内外に広く発信する。
◼️ ニーズを捉えて、会員がワクワクするような学会活動を提供する。
◼️ 薬学の領域が一枚岩となり、多様な組織と有機的に連携する。
◼️ グローバリゼーションを推進する。
策定されたミッション・ビジョンをどのように活用していくかは、今後の学会運営において極めて重要な課題です。策定に携わった方々には背景や意図が伝わっている一方で、多くの会員にとっては抽象的に感じられ、日常的な活動との関連が見えにくい可能性もあります。
そこで、各委員会には「2030年ビジョン」を踏まえた具体的な活動内容の検討をお願いしました。本シンポジウムでは、各委員会からご提案いただいた活動内容について、私からご紹介させていただきます。後半に予定されていますパネル討論では、幅広いご意見を取り入れながら、会員の皆様にとって親しみやすく、身近に感じられるミッション・ビジョンとして育てていけるよう、皆様のご協力をお願い申し上げます。