講演情報
[SY2-3]実務家教員と連携した薬剤師のキャリア形成に向けた取り組み~実務実習から卒後教育まで~
尾上 雅英(公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院)

〇略歴:
【学 歴】
1994年3月 京都薬科大学 卒業
1996年3月 神戸薬科大学 大学院 修了
2023年9月 関西学院大学専門職大学院 経営戦略研究科
経営戦略専攻 企業経営戦略コース 修了
【職 歴】
1996年4月 京都大学医学部附属病院 薬剤部 薬剤師 採用
2007年4月 京都大学医学部附属病院 薬剤部 掛長(薬剤主任に呼称変更) 昇任
2013年4月 公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院 薬剤部 部長就任
現在に至る
【学 位】
2009年3月 京都大学博士(医学)(学位記番号:論医博第1975号)
2023年9月 経営管理修士(専門職)
【学 歴】
1994年3月 京都薬科大学 卒業
1996年3月 神戸薬科大学 大学院 修了
2023年9月 関西学院大学専門職大学院 経営戦略研究科
経営戦略専攻 企業経営戦略コース 修了
【職 歴】
1996年4月 京都大学医学部附属病院 薬剤部 薬剤師 採用
2007年4月 京都大学医学部附属病院 薬剤部 掛長(薬剤主任に呼称変更) 昇任
2013年4月 公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院 薬剤部 部長就任
現在に至る
【学 位】
2009年3月 京都大学博士(医学)(学位記番号:論医博第1975号)
2023年9月 経営管理修士(専門職)
〇本文:
医学研究所北野病院(以下、当院)は、大阪市北区にある685床の急性期病院である。学生実習については、1回生の早期体験実習(依頼大学のみ)から始まり、4回生でキャリア実習(依頼大学のみ)、および、5回生で実務実習と病院見学会を行っている。また、2015年より立命館大学から1名、2024年度より摂南大学から1名の実務家教員が、週1回程度、当院で研修を行っている。
前半は、まず1回生と4回生の実習内容について紹介する。その後、実務家教員も関与している5回生時の実務実習について報告する。近畿地区おいては、近畿調整機構が学生のマッチングを行っているが、当院では実務実習担当教員・実務家教員と受入れ学生との連携を密にすることを目的に、希望調査の段階で、実務家教員や担当大学の教員の大学の学生の受け入れを依頼している。実務家教員と一緒に取り組んでいる実務実習の事例について紹介し、実務実習を受けた学生が社会に巣立つ道のり(キャリア形成)について考えてみたい。
また、演者は、薬剤師免許取得後、社会に進出してからの姿勢が大切であると感じており、後半は、当院での薬剤師免許取得後の薬剤師のキャリア形成の実例について紹介する。職員自らが目標を設定し、見つけた課題に取り組んだり、認定・専門薬剤師の取得を目指すなど、薬剤師としてのキャリア形成が重要であると痛切している。実務家教員の関与が、職員のスキル向上に影響を及ぼすのではないかと考える。実際、当院職員の中には、実務家教員が所属する大学の社会人大学院に入学し、学位を取得した職員もいる。このような積み重ねが、薬剤師としての、知識・技能・態度の向上に繋がり、勤務先内の卒後教育や職員間の切磋琢磨に繋がるものと感じている。
施設でマネジメントする立場の職員と大学の実務家教員が、大学と連携して職員の「つなぎ目」となり、社会に出てからの薬剤師のキャリア形成に関与できたらと考える次第である。
医学研究所北野病院(以下、当院)は、大阪市北区にある685床の急性期病院である。学生実習については、1回生の早期体験実習(依頼大学のみ)から始まり、4回生でキャリア実習(依頼大学のみ)、および、5回生で実務実習と病院見学会を行っている。また、2015年より立命館大学から1名、2024年度より摂南大学から1名の実務家教員が、週1回程度、当院で研修を行っている。
前半は、まず1回生と4回生の実習内容について紹介する。その後、実務家教員も関与している5回生時の実務実習について報告する。近畿地区おいては、近畿調整機構が学生のマッチングを行っているが、当院では実務実習担当教員・実務家教員と受入れ学生との連携を密にすることを目的に、希望調査の段階で、実務家教員や担当大学の教員の大学の学生の受け入れを依頼している。実務家教員と一緒に取り組んでいる実務実習の事例について紹介し、実務実習を受けた学生が社会に巣立つ道のり(キャリア形成)について考えてみたい。
また、演者は、薬剤師免許取得後、社会に進出してからの姿勢が大切であると感じており、後半は、当院での薬剤師免許取得後の薬剤師のキャリア形成の実例について紹介する。職員自らが目標を設定し、見つけた課題に取り組んだり、認定・専門薬剤師の取得を目指すなど、薬剤師としてのキャリア形成が重要であると痛切している。実務家教員の関与が、職員のスキル向上に影響を及ぼすのではないかと考える。実際、当院職員の中には、実務家教員が所属する大学の社会人大学院に入学し、学位を取得した職員もいる。このような積み重ねが、薬剤師としての、知識・技能・態度の向上に繋がり、勤務先内の卒後教育や職員間の切磋琢磨に繋がるものと感じている。
施設でマネジメントする立場の職員と大学の実務家教員が、大学と連携して職員の「つなぎ目」となり、社会に出てからの薬剤師のキャリア形成に関与できたらと考える次第である。