セッション詳細

シンポジウム2
実務家教員と医療機関が連携して、薬学生の実務実習から卒後教育までのキャリア形成をどのように「つないで」いくか?

2025年8月23日(土) 13:00 〜 15:00
第4会場(442教室)
代表オーガナイザー:尾上 雅英(公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院)
共同オーガナイザー:角本 幹夫(立命館大学薬学部)
〇概要:
薬学生は、実務実習の経験と支援が、就職先を決める一つの方向性となる。今回、医療機関で研修中の実務家教員が、薬学生をどのように支援し、就職後のフォローをどのように行っているのかについて紹介する。医療機関からは、実務家教員と連携して、実務実習や卒後教育をどのように構築してきたかについて報告する。大学と医療機関が連携して、学生の「つなぎ」となる、薬学生のキャリア形成について、皆様と議論したい。
〇詳細:
 薬学生は、体験実習や実務実習を通じた実際の自らの経験と周囲の支援が、就職先を決める一つの方向性となる。具体的には、1回生での体験実習や5回生での実務実習や施設見学会等である。なかでも、5回生での実務実習が、薬学生の将来を決める重要な役割の一つとなる。また、社会に出てからの教育が、薬剤師としてのキャリア形成の構築につながる。
 1番目の演者は、地域の薬剤師会としての立場から、薬局での実務実習以外の具体的な取り組みについて報告する。2番目の演者は、実務実習および勤務してからの認定・専門薬剤師を取得するための具体的なキャリア形成について報告する。3番目は、実務家教員と連携して、実務実習および卒後の職員教育に関与しているのかについて述べる。4番目・5番目の演者は、現在、医療機関で研修を行っている実務家教員が、薬学生をどのように支援し、就職後のフォローをどのように行っているのかについて紹介する。実務家教員の立場から、学生や卒業した薬剤師の関わりや臨床研究や卒後研究にまで発展した事例について報告する。
 大学と医療機関が連携して、薬学生や卒後の薬剤師の「つなぎ」となる、薬学生と卒後薬剤師のキャリア形成について、皆様と議論したい。

[SY2-1]薬局実務実習での卒後教育までのキャリア形成への「つなぎ」

坂東 俊完(ばんどう薬局)

[SY2-2]薬剤師キャリア形成を支える地域連携の力薬学実務実習からがん専門・認定薬剤師への展開

萱野 勇一郎(社会福祉法人恩賜財団済生会支部大阪府済生会 中津病院薬剤部)

[SY2-3]実務家教員と連携した薬剤師のキャリア形成に向けた取り組み~実務実習から卒後教育まで~

尾上 雅英(公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院)

[SY2-4]学生および卒後の薬剤師に対する大学教員の関わり

向井 啓(摂南大学薬学部)

[SY2-5]医療施設と連携した臨床研究への取り組みと卒業研究

角本 幹夫(立命館大学薬学部)

[SY2-6]総合討論