実行委員会より
日本地質学会は,熊本市中央区の熊本大学黒髪キャンパスにおいて,第132年学術大会(2025熊本大会)を開催します. 熊本大学での開催は1992年以来33年ぶりになります.本大会では口頭発表,ポスター発表共に対面形式で準備を進めていま す.巡検は9月12日~13日と9月17日~18日に予定しています.また地質情報展は熊本城近くの熊本城ホールで,9月13日〜 15日の開催,市民講演会は同じく熊本城ホールで9月15日に開催されます.懇親会は,熊本大学黒髪キャンパス内の生協カ フェテリアにて13日に実施する予定です.
現地組織委員会(LOC)としてのシンポジウムは企画しておりませんが,いずれのセッションにおいても,多様な研究 領域の研究者がさまざまな手法によって実施した成果を発表し,大会がさらなる研究の展開の場,情報交換の場,そして近 況を互いに語らう場となることを期待しています.そのために,LOCではできる限りのことを行い,参加者の皆様が満足 のいく充実した大会にしたいと考えています.また口頭発表・ポスター発表のみならず,懇親会と巡検,市民講演会にも力 を入れて取り組みます.会員の皆様には色々とお願いすることもあると思いますが,皆様の132年学術大会へのご参加を心 からお待ちしています.
巡検は9コースを計画しており,層序,堆積,化石,変成岩,深成岩,火山,震災遺構,博物館,ジオパークといったい ろいろ魅力的な巡検コースを準備しています.巡検地は熊本県をはじめ,福岡県,長崎県,大分県を含み,1泊2日のコース もあります.また市民講演会では,熊本をはじめ周辺地域で新たに発見されている恐竜に焦点をあて,子供から大人まで楽 しめるものを企画しております.
なお熊本大学キャンパスミュージアムと理学部では,学術大会の開催に合わせて旧制五高時代に使用されていた明治時代 の地質学掛図(全八巻)や地図などを,講演会会場近くにある五高記念館・化学実験場(いずれも重要文化財)で公開する 予定です.;