セッション詳細

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地域での医療を担う薬局の将来像
ーこれからの薬学生に向けてー
【共催 株式会社わかば】

2025年8月23日(土) 15:30 〜 17:00
第3会場(203教室)
座長:原 和夫(株式会社 わかば)
 従来の薬局は、主に医師の処方に基づき医薬品を提供する調剤機能を中心に発展してきました。すなわち対面での服薬指導を行い、患者の安全な薬の使用を支援する役割を担ってきました。
 地域医療を担う薬局の将来は、技術革新と社会の変化に大きく影響を受けることは確実です。
デジタル化が進み、オンライン薬局や遠隔診療との連携が一般化することで利便性が向上する一方、従来の対面型サービスの役割は変化するのは確実です。特にAIやロボット技術の導入や調剤の定義が変わることにより、調剤業務の効率化が進み、薬局薬剤師はより専門的な相談業務に注力することが求められます。また、高齢化社会の進展に伴い、在宅医療や地域との連携が今以上に強化され、薬局の役割は「薬を渡す場所」から「健康を支える拠点」へと変化していきます。これらの変化に対応するため、専門知識を活かした調剤業務・健康相談や予防医療の提供を強化し、地域の健康維持に貢献する存在へと変化して、多様なニーズに応える薬局薬剤師の役割は、これからさらに重要になっていきます。
 本シンポジウムでは地域医療における薬局の役割と未来について3名の演者による発表を行います。薬局の進化と地域の健康維持・医療に貢献する薬局の未来像を考察します。薬局が果たす役割の変化を理解し、未来の地域の中での薬局の在り方と将来の薬剤師の為に考える機会となることを期待します。

[SS3-1]次代の薬局に必要な価値と教育

杉本 修康 (株式会社 わかば)

[SS3-2]薬局は教育の現場?―地域の薬局の現場から―

福田 幸彦 (THERAPEUTEC PHARMACY 代表)

[SS3-3]薬局・薬剤師の未来の可能性について〜『地域薬剤師』という考え方〜

多田 耕三 (株式会社グリーンメディック 代表取締役)