講演情報
[C7-03]記号性という観点からのデザインの再定義
*明土 真也1,2 (1. Xスケープ・デザイナー、2. 慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所)
キーワード:
デザイン、記号、再定義
音は、「記号」であり、様々な事物を指示し(指示機能)、種々の事象を誘引する(誘引機能)。例えば、聴取者が聞くさえずりは、聴取者(記号性受容体)に対し、音源(記号源)である鶯や「鶯が鳴いた」という意味などを指示し(指し示し)、美しいと感じる心理や姿を見ようとあたりを見渡す活動などを誘引する、このようなポテンシャルを備える。本論では、記号性を「指示機能と誘引機能の少なくとも一方。」、記号を「指示機能と誘引機能が潜在する事物。」、このように定義する。音に限らず、森羅万象は記号であり、森羅万象は記号性という観点から読み解ける存在である。これに基づき、本論では、活動としてのデザインを「記号性の準備」、所産としてのデザインを「記号」、このように再定義する。そして、記号の多面性を理解・活用してデザインすることにより、デザインの価値を高めることを提唱する。
