講演情報
[C8-05]戦後アメリカの科学政策とジェルジ・ケペシュの芸術思想文化冷戦時代の科学と芸術
*井口 壽乃1 (1. NPO法人デザイン史リサーチセンター東京)
キーワード:
György Kepes、Science and Art、Cultural Cold War
本研究の目的は、1960年代のMITのジェルジ・ケペシュの活動に焦点をあて、冷戦期アメリカにおける科学と芸術の融合の様相を明らかにすることにある。戦後アメリカの科学政策によって科学技術分野の研究が一段と促進された。ケペシュによるMIT CAVS設立の背景には、アメリカの科学政策ばかりでなく、科学哲学者ジェイコブ・ブロノフスキーの思想的な影響が関係していると考えられる。本稿では両者の関係と、ケペシュの原稿の分析を通じて、彼の芸術思想を解明する。さらに、1970年のグループ展「Explorations」で展示したケペシュの作品《Photoelastic Walk》(1969)の分析を通じて、彼が求める新しい芸術について考察にする。
