講演情報

[C9-05]日常時と災害時を繋ぐWebシステム横浜市周辺における飲食店情報と避難所情報を統合したデュアルモード型3次元地理情報システム

*川合 康央1、池田 岳史2、益岡 了3 (1. 文教大学 、2. 福井工業大学、3. 大阪工業大学)

キーワード:

Geographic Information System、Restaurant Search、Disaster Evacuation Guidance

本研究では、平常時の利用と災害時の対応を統合した3次元地理情報システムを開発した。従来の地図情報システムの多くは平常時の利用か緊急時の利用かのいずれかに特化していたが、本システムではCesiumJSとPLATEAUの3D都市モデルデータを活用し、日常的に使用される飲食店検索機能と災害時に必要となる避難所検索・経路案内機能を同一プラットフォーム上で提供する。飲食店情報については、約1,000件の店舗データをGoogle Place APIから取得し、価格帯を色相で、評価値を高さで視覚的に表現した。また、避難所情報については、災害種別によるフィルタリング機能や現在地から最寄りの避難所までの最適経路を表示する機能を実装した。横浜駅周辺を対象とした動作テストの結果、平常時モードと災害時モードのスムーズな切り替えが可能で、3次元空間における直感的な情報把握が実現できた。本システムは日常的な利用を通じて防災意識の向上と緊急時の迅速な対応を支援する可能性を示している。今後の課題として、大規模データの効率的な処理、オフライン環境での動作保証、ユーザーインターフェースの改善などが挙げられる。