講演情報
[D7-06]博物館展示を活用したキネティック・タイポグラフィ実習における学生の学びの探索的研究
*佐藤 安1 (1. 帝塚山学院大学)
キーワード:
Kinetic Typography、Design Education、Museum Collaboration
本研究は、大学のデザイン教育プログラムにおけるキネティック・タイポグラフィ(KT)制作の教育的影響を調査した。6週間の実習において、22名の学生が漢字を題材としたKT作品を制作し、その成果は大学と博物館の連携(博学連携)の一環として博物館で展示された。データ収集は、学生アンケート、学生インタビュー、観客アンケート、および作品評価を用いて行われた。分析の結果、KT制作の実践は、学生の時間軸に基づいたデザインスキルを高め、文字に対する多角的な理解を深めたことが示唆された。また、博物館での展示は一部学生の制作意欲に肯定的な影響を与え、来館者からも好意的に受け止められた。KT制作と博物館展示を統合したこのアプローチは有効である一方、学習効果を最大化するためには、学生への適切なサポート体制と、連携における丁寧な計画が不可欠である。
