講演情報

[PB-07]「育てる」活動から見えた関係性と、社会実践の試み個人のプロジェクトを起点とした、一人称研究の実践

*鈴木 愛佳1、安武 伸朗1 (1. 常葉大学)

キーワード:

First-person research

筆者は、「“育てる”活動がワクワクするのはなぜか?」という問いを明らかにするため、大学の敷地で畑をつくる実践を始めた。筆者自ら“育てる”活動を実践する中で、育てる主体(筆者自身)と育てる対象(野菜など)の関係性だけでなく、育てる場を共有する周囲の人々との関係性も変化していった。この変化が「一人称的な愛情が他者に伝播して生まれるもの」かつ「無意識に見落とされていた場(すきま)を、予想外に工夫したことで生まれるもの」であるという仮説を立て、形成のプロセスを明らかにするために一連の実践についてモデル化を試みた。本稿では、実践の中で見えてきた「愛着を基盤とした関係性」を社会の中でも同様に生まれ得るのかを探るため、2つのプロジェクトを通じて仮説と考察を報告する。