セッション詳細

[OS_B]オーガナイズドセッション B
「デザイン学における農業の研究と実践」

2025年6月28日(土) 15:30 〜 17:30
口頭5会場(C201)
パネリスト
 禹 在勇(湘南工科大学)
 蓮見 孝(筑波大学・札幌市立大学 名誉教授)
 須永 剛司(公立はこだて未来大学・東京藝術大学 名誉教授)
 石川 義宗(長野大学)
 農業は穀物や野菜を作る一次産業であるが、同時に、地域社会を生み出し、各地の文化となり、農耕に関する祭事や道具は今も残っている。一方、農業はさまざまな議題と直面しており、就農者の減少や食糧自給率の低下が懸念されているが、それを克服するための取り組みが盛んにもなっており、地域産業としての政策支援や人材派遣に加え、バイオテクノロジーやスマート農業といった技術革新も進んでいる。さらに、農業は国際的な課題にもなっており、食料問題、気候変動、サスティナビリティといったトピックとも関係している。オーガナイズド・セッションでは、日本デザイン学会会員によって農業がどのように研究され、実践されているのかを確認しつつ、デザイン学としての農業の位置付けと今後の方向性を議論したい。当学会で公表された農業に関する研究を「農業デザイン」の探究として注目し、その趨勢を共有するとともに、「農業デザイン研究部会」としてどのような探究が望まれるか考える。オーディエンスと闊達な意見交換を行い、部会の枠を超えた関心の醸成を試みる。