セッション詳細
[S01]環境・衛生部会シンポジウム〜環境曝露による母子健康への影響評価研究と今後の展望〜
2025年3月27日(木) 10:15 〜 11:45
第3会場 (福岡国際会議場 502+503 [5F])
オーガナイザー:東阪 和馬 (阪大)、木村 朋紀 (摂南大薬)
我が国の将来を担う子供の健康をみつめ、将来的な健康リスクの早期発見・予防を講じるためには、胎児・乳幼児期における発育や環境改善を図り、発症させないことが重要となる。その点、我々が暮らしている環境中には、医薬品や農薬といった多くの種類の化学物質が存在しており、我々の健康に様々な健康影響を引き起こし得ることが懸念されている。そのため、母子健康への影響と環境化学物質曝露との連関を紐解くことで、次世代の健康影響に係る分子病態の理解とその制御、予測につながるものと期待される。そこで本シンポジウムでは、(1)化学物質への曝露と子どもの健康に関する疫学研究、(2)化学物質による心の発達や発生毒性に対する影響評価研究、(3)母体と胎児をつなぐ胎盤の構造・機能形成におよぼす影響に関する研究についてその最新トピックをご紹介頂き、環境曝露による母子健康への影響評価研究と今後の展望について論じる機会としたい。
[S01-1]環境化学物質の曝露による子どもの健康影響:環境と子どもの北海道研究(北海道スタディ)
○アイツバマイ ゆふ1、岸 玲子1 (1. 北海道大学 環境健康科学研究教育センター)
[S01-2]環境化学物質曝露が脳神経系の発達に与える影響:マウスにおける行動影響評価エンドポイントの確立
○前川 文彦1 (1. 国環研)
[S01-3]過剰肋骨発現機序から考える発生毒性評価とその課題
○熊本 隆之1 (1. 奥羽大薬)
[S01-4]ヒト胎盤由来栄養膜幹細胞や絨毛外性栄養膜細胞株を利用した環境化学物質の胎盤毒性評価
○木村 朋紀1 (1. 摂南大薬)
[S01-5]ナノマテリアルの胎盤毒性解析と母子健康への影響評価
○東阪 和馬1,2,3 (1. 阪大高等共創研、2. 阪大院薬、3. 阪大薬)