セッション詳細

[S11]中分子創薬研究のフロンティア -中分子創薬を加速するケミカルアプローチ-

2025年3月27日(木) 15:00 〜 16:30
第5会場 (福岡国際会議場 202 [2F])
オーガナイザー:南條 毅 (京大院薬)、森廣 邦彦 (東大院工)
従来型の医薬品では治療困難な疾病に対する画期的新薬の候補として、核酸やペプチドなどの中分子を素材とするモダリティが近年大きな注目を集めている。これらの中分子は化学合成により創出可能な低分子医薬と、標的特異性が高いバイオ医薬の両方の特長を併せもっており、今後世界の創薬研究の中心を担っていくことが期待されている。
一方で中分子医薬のポテンシャルを最大限に引き出すためには、製造から薬効発現、毒性低減などあらゆる創薬過程において化学的な戦略の応用が必須である。そこで本シンポジウム「中分子創薬研究のフロンティア -中分子創薬を加速するケミカルアプローチ-」では、中分子創薬を大きく発展させると期待される多様な化学分子技術を有する4名のシンポジストから、N-ハロ化を利用した非天然型ペプチド合成技術の開発(南條)、疎水性精製タグを活用した高純度RNA製造技術の開発(稲垣)、非環状型人工核酸を用いたanti-miR21核酸のデザイン(神谷)、中分子集合技術を活用した創薬研究(森廣)など、次世代化学的アプローチの最新研究の一端をご講演いただく。

オーガナイザー挨拶:南條 毅(京大院薬)

[S11-1]N-ハロ化を利用した非天然型ペプチド合成技術の開発

○南條 毅1 (1. 京大院薬)

[S11-2]疎水性精製タグを活用した高純度RNA製造技術の開発

○稲垣 雅仁1 (1. 名古屋大院理)

[S11-3]非環状型人工核酸を用いたanti-miR21核酸のデザイン

○神谷 由紀子1,2,3 (1. 神戸薬大、2. 名大院工、3. 分子研)

[S11-4]中分子集合技術を活用した創薬研究

○森廣 邦彦1 (1. 東大院工)

総括:森廣 邦彦(東大院工)