セッション詳細

[S06]環境・衛生部会衛生試験法委員会シンポジウム 機能性表示食品の規制の動向

2025年3月27日(木) 13:15 〜 14:45
第6会場 (福岡国際会議場 203 [2F])
オーガナイザー:穐山 浩 (星薬大薬)、鈴木 紀行 (東邦大薬)
高齢化が進む中で、すべての人たちが医療機関や医薬品のみに頼らない健康自己管理を強く求められるようになっている。また、健康サポート薬局制度の始まりとともに、薬局薬剤師も、保健機能食品も含めて総合的な健康・医療の相談相手としての立ち位置が明確になりつつある。しかし、令和6年3月、紅麹を原材料に含む機能性表示食品が原因とみられる健康被害の発生が厚生労働省から発表された。この健康被害の原因となった成分や経緯の詳細が徐々に明らかになってきた。原因となった製品が「機能性表示食品」であったことから、機能性表示食品を含む保健機能食品をめぐる制度や安全性確保の方法など、様々な問題点が指摘され、規制が改正されている。本シンポジウムでは、「食の安全」を確保しながら「食品の機能性」を正しく活用する制度にするために、機能性表示食品による事故の原因や、表示、有効性及び安全性に関する規制の方向性などを議論していきたい。

オーガナイザー挨拶:穐山 浩(星薬大)

[S06-1]機能性表示食品制度について

○増田 利隆1 (1. 消費者庁)

[S06-2]紅麹を含む機能性表示食品による事故の調査経緯について

○伊藤 美千穂1 (1. 国立衛研)

[S06-3]機能性表示食品の有効性評価

○小堀 真珠子1 (1. 医薬健栄研)

[S06-4]機能性表示食品の安全性確保

○穐山 浩1 (1. 星薬大)

総括:鈴木 紀行(東邦大薬)