セッション詳細

[S08]感覚研究の最前線~センシングの仕組みと全身機能制御における役割~

2025年3月27日(木) 13:15 〜 14:45
第8会場 (福岡国際会議場 409+410 [4F])
オーガナイザー:津田 誠 (九大院薬)、南 雅文 (北大院薬)
ヒトを含めた生物の感覚システムは、生体内外からの刺激を感受し、それへの対応および適応行動を起こすために重要な役割を担う。様々な刺激は末梢の感覚器で信号化され、脊髄や脳の中枢神経ネットワークでその伝達・処理・統合される。近年の研究技術の発展により、各感覚モダリティー特有のセンシング機構、神経伝達ネットワーク、脳内での情報処理・統合機構が徐々に示されている。さらに、感覚シグナルは様々な臓器の機能にも大きな影響を与え、全身機能とも深く関わることが示され始めている。本シンポジウムでは、そのような感覚研究において世界をリードする先生に、各感覚システムによる生体防御機構、全身機能との相互作用、そして機能破綻による疾患メカニズムや新しい治療法などに関する最新知見を紹介いただく。

オープニング:津田 誠(九大院薬)

[S08-1]気道防御反射を担うタフト細胞サブクラスの同定

○樽野 陽幸1 (1. 京府医大院)

[S08-2]低酸素脳死を司るアセチルコリンシグナルと腕傍核の感覚統合

○小早川 高1 (1. 関西医大生命医学研)

[S08-3]慢性痛による負情動生成の神経機構

○南 雅文1 (1. 北大院薬)

[S08-4]脳からのトップダウンシグナルによる痛覚調節機構

○津田 誠1 (1. 九大院薬)

クロージング:南 雅文(北大院薬)