セッション詳細

[S17]抗ウイルス感染症研究のフロンティア〜標的分子の設定と創薬展開〜

2025年3月27日(木) 16:45 〜 18:15
第8会場 (福岡国際会議場 409+410 [4F])
オーガナイザー:岸本 直樹 (熊本大院薬)、玉村 啓和 (東京科学大生体材料工学研)、三隅 将吾 (熊本大院薬)、藤田 美歌子 (熊本大院薬)、岩谷 靖雅 (国立病院名古屋医療セ臨床研セ)
コロナ禍を通して、平時の抗ウイルス治療薬やワクチンの研究・開発がパンデミック時の機動力につながることが再認識された。ウイルスは宿主に依存し、宿主の仕組みを模倣するため、創薬・ワクチン開発の成功はウイルスの創薬標的を見極めることがカギとなる。ウイルスの分子標的候補を探求し知見を積み重ねることで、将来のウイルス感染症への備えも強化される。こうした背景のもと、「抗ウイルス感染症研究のフロンティア」では、“標的分子の設定と創薬展開”をテーマに、ウイルス感染症内科学、医薬品化学、創薬化学、ワクチン学の各分野の第一線研究者が講演する。このシンポジウムは2014年にスタートし、今年度で11回目を迎える。今回、特に“標的分子の設定と創薬展開”に焦点を絞るが、生物系薬学部会、医薬化学部会および化学系薬学部会のジョイントシンポジウムとし、一般薬や抗菌薬創薬・開発に携わる研究者も迎え、多角的に議論し新たな創薬のヒントが生まれるシンポジウムにしたいと考えている。

オーガナイザー挨拶:岸本 直樹(熊本大院薬)

[S17-1]SARS-CoV-2メインプロテアーゼを標的とした創薬研究開発

○鍬田 伸好1、服部 真一朗1、岸本 直樹2、高宗 暢暁2、青木 宏美1,3、Haydar Bulut4、三隅 将吾2、玉村 啓和5、満屋 裕明1,4,6 (1. 国立国際医療研セ難治性ウイルス感染症研究部、2. 熊本大院薬、3. 熊本大学ヒトレトロウイルス学共同研セ、4. 米国立衛生研、5. 東京科学大生体材料工学研、6. 熊本大学附属病院)

[S17-2]HBVコアタンパク質に基づくペプチド性カプシド形成阻害剤の創製

○鳴海 哲夫1、鈴木 哲郎2 (1. 静岡大院総合、2. 浜松医大)

[S17-3]天然有機化合物「アンセロンA」をシーズとするHIV潜伏感染再活性化剤の創製研究

○村井 健一1 (1. 和歌山県医大薬)

[S17-4]粘膜感染症に対する防御免疫:投与経路と抗ウイルス免疫の誘導部位

○三股 亮大郎1 (1. デンカ ワクチン研究課)

総括:三隅 将吾(熊本大院薬)