セッション詳細

[JS05]若手研究者が挑む次世代吸入製剤の開発(日本薬学会,日本薬剤学会 経肺経鼻投与製剤フォーカスグループ 共催)

2025年3月27日(木) 17:00 〜 18:30
第19会場 (福岡サンパレス パレスルームA [2F])
オーガナイザー:山田 幸平 (静岡県大薬)、伊藤 貴章 (岐阜薬大)
吸入剤はかねてより呼吸器疾患治療薬を標的部位へ直接送達可能な投与剤形として注目されており,近年ではバイオ医薬品や機能性成分の全身作用を指向した投与剤形として世界的に関心が高まっている.吸入剤は様々なモダリティ・用途に対応可能なデリバリーオプションとして期待されているが,当然ながら個々のケースに応じて適切な製剤化戦略を選択する必要がある.吸入剤の開発・活用を促進していくためには微粒子設計技術や臨床製剤学的特性の評価方法におけるブレイクスルーが不可欠である.日本薬剤学会 経肺経鼻投与製剤フォーカスグループと連携して企画した本シンポジウムでは,低分子医薬からバイオ医薬まで様々なモダリティの吸入剤開発事例について最先端の知見を新進気鋭の若手薬剤学研究者にご講演いただく.多様な領域の専門家と吸入剤開発の現状や課題について共有し,更なる発展に向けた多角的な議論を行う.

オーガナイザー挨拶:山田 幸平(静岡県大薬)

[JS05-1]薬物の呼吸器内滞留性向上を指向した吸入剤開発

○山田 幸平1、佐藤 秀行1、尾上 誠良1 (1. 静岡県大薬)

[JS05-2]mRNA 医薬品の吸入粉末剤に向けた製剤設計

○小川 昂輝1、佐藤 一輝1、相川 音和1、尾関 哲也1 (1. 名市大院薬)

[JS05-3]エレクトロスピニング (電界紡糸) による各種モダリティの吸入粉末製剤化

○伊藤 貴章1、山添 絵理子1、玉城 慎太郎1、中島 優1、大槻 莉子1、田原 耕平1 (1. 岐阜薬大)

[JS05-4]臨床現場における吸入療法の実際と課題:リバーストランスレーショナルリサーチで見出す解決策

○平 大樹1、寺田 智祐1 (1. 京大病院薬)

総括:伊藤 貴章(岐阜薬大)