セッション詳細

[GS01]多様なフィールドで活躍する博士が語る「博士のすすめ」 ~博士学生支援の現状とこれから求められる博士とは~

2025年3月29日(土) 8:30 〜 10:00
第3会場 (福岡国際会議場 502+503 [5F])
オーガナイザー:吉澤 由佳 (東京薬大院薬)、北谷 菜津美 (東京薬大院薬)、山口 泰暉 (東京薬大院薬)
本邦の研究力低下が叫ばれる要因の一つに, 高度な学術的知識や問題解決能力を育む博士課程への進学者数の低下が挙げられる. 特に, 6年制の薬学教育が開始されて以降, 薬学領域の博士号取得者数の減少は顕著である. この原因として, 博士学生の生活への不安やライフイベントへの影響, 博士号取得後のキャリアデザインの不透明性などが挙げられる. そこで, 薬学部生や博士号未取得者を対象に博士の在り方を考え, キャリアデザインを描くうえでの情報提供の場として本シンポジウムを企画した.
シンポジストとして, 国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) の博士学生支援事業担当者や, 大学・病院・企業と多様なフィールドで活躍する博士号取得者を招いた. 博士学生支援の現状および, 自身の経歴をもとに, それぞれの立場から医療・薬学における博士の役割や今後期待される可能性について紹介する. さらに, シンポジストと現役の博士学生によるパネルディスカッションを行う.「これから求められる博士とは」を題材に討論し, 参加者の博士課程進学への動機付けとなることを目指す.
本シンポジウムでは, 医療・薬学分野を学んだ博士の社会的ニーズと, ロールモデルとなる博士の活躍を知ることができる. 博士課程への進学を検討中の方や, 今後のキャリアデザインを悩んでいる方に是非参加して欲しい.

趣旨説明:北谷 菜津美(東京薬大院薬)

[GS01-1]SPRING:博士後期課程学生のキャリアパス支援制度

○今津 杉子1 (1. 科学技術振興機構)

[GS01-2]アカデミアと企業における研究につながる博士課程での学び

○橋本 真里1 (1. 第一三共)

[GS01-3]企業研究者の視点での博士号の魅力

○角 沙樹1 (1. 協同乳業)

[GS01-4]病院薬剤師として働く上での学位取得の意義

○石川 雅之1,2 (1. 千葉大院薬、2. 千葉大病院薬)

[GS01-5]アカデミア研究者から伝えたい博士のすすめ

○草森 浩輔1 (1. 東京理大薬)

パネルディスカッション ~これから求められる博士とは~:吉澤 由佳(東京薬大院薬)

総括:山口 泰暉(東京薬大院薬)