セッション詳細

[S49]★第9回 病院薬剤師が実践するリバーストランスレーショナルリサーチの最前線 - Pharmacist-scientistの多様性 -

2025年3月29日(土) 15:15 〜 16:45
第15会場 (マリンメッセ福岡B館 会議室1-1 [2F])
オーガナイザー:増田 智先 (姫路獨協大薬)、伊東 弘樹 (大分大病院薬)、池田 龍二 (宮崎大病院)、城野 博史 (熊本大病院薬)
近年の薬物治療の目覚ましい進歩により、分子標的薬をはじめとする多様な新規治療薬が臨床の現場で広く使用されるようになり、実臨床において大きな成果を生み出しつつある。一方、臨床現場での様々な新規薬物治療の実践において、限られた臨床試験で集積されたエビデンスだけでは解決できない症例にもいまだ多く存在している。ゆえに、実臨床の最前線においては、豊富な臨床経験を有する薬剤師自らが試行錯誤を繰り返しながら、臨床薬学的な視点から新たなエビデンスを創出し、より良い薬物治療を構築・実践することが強く求められている。
本シンポジウムでは、臨床と基礎の双方にチャンネルを有し、いずれの場面においても最先端の技術基盤を背にエビデンス創出を目指す「pharmacist-scientist」の多様な研究について、臨床薬剤師ならではの着眼点というべき研究の背景や、自身の研究成果に加えて関連する最新の話題をご提供いただき、いち早く臨床に還元しうる環境を活かした研究活動の意義と重要性について議論を深めながら将来の方向性を含めた展開について考えたい。

オーガナイザー挨拶:増田 智先(姫路獨協大薬)

[S49-1]PMxを活用した特殊集団における至適投与法の開発に関する研究

○田中 遼大1 (1. 大分大病院薬)

[S49-2]インドキシル硫酸の産生・蓄積阻害による腎保護と多臓器連関制御を目指して

○成田 勇樹1,2、城野 博史1,2、齋藤 秀之1,2 (1. 熊本大病院薬、2. 熊本大院薬)

[S49-3]薬剤師が実践する血中濃度を活かした向精神薬の治療戦略

○赤嶺 由美子1 (1. 秋田大病院薬)

[S49-4]病院薬剤師によるデジタル革新とデータ駆動型研究

○濱野 裕章1,2 (1. 岡山大病院薬、2. 岡山大院医歯薬)

総括:伊東 弘樹(大分大病院薬)