講演情報
[T4-P-6]山陰海岸ジオパークにおけるユネスコ理念の普及と地質物品の販売に対する持続可能な対応の検討-続報ー
*松原 典孝1,2、藤原 勇樹2 (1. 兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科、2. 山陰海岸ジオパーク推進協議会)
キーワード:
ユネスコ、ジオパーク、地質物品の販売
山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク(UGGp)は、IUGS地質遺産100選にも選ばれている主要サイトの前で民間のショップが地質物品を販売してうぃることなどが問題視され、2022年のユネスコによる評議会でイエローカード(条件付き再認定)を受けた。 このショップで販売している地質物品は、そのサイトから採取されたものではなく、流通業者から仕入れた美しい石や小さな化石をお土産品として販売しており、これらの販売は日本の法制度上違法ではない。 山陰海岸ジオパーク推進協議会では、2010年に世界認定された以降地質物品の販売をやめてもらうよう何度も事業者に申し入れてきたが、現在も実現には至っていない。今回、イエローカードが出されたことをきっかけに、働きかけを強化するとともに、ユネスコ理念を広く住民に理解してもらうために推進協議会内部にタスクフォース会議、その下に円卓会議を設置し、事業者も含め協議を重ねてきた。その現在の進捗について報告する。
コメント
コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン