ランチョンセミナー
大会2日目と3日目にランチョンセミナーが開催されます。 お弁当の引換券は総合受付付近にて両日ともに午前8時30分より配布します。 なお、1セミナー100食を予定しています。 引換券は一人1枚に限定いたします。 |
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8月28日(木)12:00~12:50
2LS-01 直接MS分析装置のご紹介と食品分野への応用
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2LS-02 おいしい賢い選択「ラムネのお菓子でぶどう糖チャージ」 演者:間藤 卓(自治医科大学 医学部 救急医学講座 教授)
救命救急センターの救命救急専⾨医として⽇々診療にたずさわる中で、栄養管理の重要さや、低⾎糖や⾼⾎糖の患者さんを数多く診てきました。その中でぶどう糖の果たす⼤きな役割を認識するとともに、ひょんなきっかけから昔から親しまれている「ラムネのお菓⼦」に、ぶどう糖が90%以上含まれていることを知り、これを健康や医療に応⽤できないかを考えました。まだまだ分からないことは多いのですが、⼈体のぶどう糖は⾼くても低くても命に関わるだけでなく、ひょっとしたら⽣命維持だけでなく機能性という側⾯においても可能性があるのではないかという考えにいたりました。⽇本で唯⼀の「ラムネのお菓⼦専⾨家」として、ラムネのお菓⼦の⽇常⽣活における活⽤や医療への応⽤の可能性について情報や研究知⾒をご紹介します。 |
2LS-03 データ駆動型研究開発を実現する開発現場におけるインフォマティクスの適用事例演者:國井 佳奈子 (MI-6株式会社 Hands-on MI®︎ 事業開発部)
MI-6株式会社は、研究開発においてデータ駆動型アプローチを「当たり前」に活かせる環境の実現に向けたサービス開発に⼀貫して取り組んでいます。これまでデータサイエンスや機械学習の活⽤を強みとし、200社以上の企業様をご⽀援してまいりました。化学‧素材分野をはじめ、幅広い分野の研究開発課題に対するインフォマティクス技術を提供しています。 |
2LS-04 アミノ酸分析計で測るプラントベース食品 ~前処理から測定例までのご紹介~ 演者:宮野 桃子
近年、多様な消費者の嗜好性を反映し、動物性原材料ではなく、植物由来の原材料を使⽤した⾷品が増えています。プラントベース⾷品は、このような植物由来の原材料を使⽤し、畜産物や⽔産物に寄せて作られていることが特徴です。プラントベース⾷品開発においては、栄養価が動物性原材料の⾷品と⽐較して同等であることだけでなく、いかに動物性原材料の⾷品の味や⾷感に近づけられるかなどの課題があり、消費者に受容される栄養価とおいしさの研究が不可⽋とされています。本セミナーでは、プラントベース⾷品のたん⽩質構成アミノ酸の測定による栄養価の評価と、遊離アミノ酸含有量からおいしさの評価を⾏った結果をご紹介します。 |
2LS-05 素材の売り手と買い手をつなぐ:機能性成分の一斉分析および データベース検索サービスのご紹介 演者:米山 敏広(住友化学株式会社)
弊社が提供する天然素材の機能性成分⼀⻫分析およびデータベース検索サービス「Biondo」をご紹介いたします。 |
8月29日(金)12:00~12:50
3LS-01 小麦アレルゲン解析から生まれたω5-グリアジン欠失食用小麦の実用化に向けた取り組み 演者:森田 栄伸(島根大学,エイル裾野クリニック)
学童期以降に発症する⼩⻨アレルギーは、⾷物依存性運動誘発アナフィラキシーの病型をとり、その頻度は成⼈の約0.2%である。主要なアレルゲンは⼩⻨グルテンタンパク質のω5-グリアジンであり、リコンビナントω5-グリアジンを利⽤した特異的IgE検査は⼩⻨依存性運動誘発アナフィラキシーを⾼い精度で診断できる。この成果をもとにω5-グリアジン⽋失⼩⻨系統1BS-18を⾒出し、1BS-18⾷⽤⼩⻨を開発した。それを⽤いた臨床研究及び実⽤化に向けた取り組みを紹介する。 |
3LS-02 古い食品素材グルコサミンの「リポジショニング」 -東洋食品研究所の新しい取り組みの一例- 演者:新谷 知也(公益財団法人東洋食品研究所)
グルコサミンは、これまで主に膝関節をサポートする⾷品素材として広く利⽤されてきました。公益財団法⼈東洋⾷品研究所では、「リポジショニング」(機能性の再配置)の視点から、グルコサミンの新たな可能性を探る研究開発を最近開始しました。 |
3LS-03 食品に存在する化学因子の解明: LC/Q TOFによる深堀アプローチ 演者1:辻井 良政 (東京農業大学 教授)
私たちが⽇頃摂取する⾷品は、⾵味や⾷感、化学成分など、さまざまな要素によって構成されています。本講演では、LC/Q-TOF を活⽤して、味や⾷感といった「⾷品」の要素を科学的に捉え、そのメカニズムや原理的背景の解明を⽬指した研究アプローチを紹介します。従来は捉えきれなかった化学的要素を掘り下げることで、新たな評価指標の提案やおいしさの本質に迫る知⾒の創出が期待されます。 |
3LS-04 ライトモデルDCRで始めるレオロジー測定と、レオ・インピーダンスの革新 演者:髙野 雅嘉 (ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社アプリケーション課)
近年、材料評価におけるレオロジーの重要性が⾼まる中、誰でも⼿軽に測定を始められる「Discovery Core Rheometer(DCR)」が注⽬されています。本講演では、DCRの基本原理と操作性に優れた測定⼿法を、いくつかの⾷品事例とともに紹介し、初⼼者でも⾼精度なデータ取得が可能であることを⽰します。さらに、レオロジーと電気化学インピーダンス測定を融合した「レオ‧インピーダンス」の⾰新技術についても解説します。これは、材料内部の構造変化や分⼦運動を電気的応答として捉える新たなアプローチであり、複雑な材料挙動の多⾯的な解析を可能にします。 |
3LS-05 サラダファースト~サラダを食べて健康に~
キユーピー株式会社では、サラダのあらゆる魅⼒を提供するスローガンとして「サラダファースト」を掲げており、⼈の健康に加え、サステナブル、⾷⽣活への貢献など幅広く活動している。本ランチョンセミナーでは、「サラダファースト」の活動について紹介する。 |