講演情報
[B1-03]キャラクターに対する好感度の要因とは知識と経験の影響
*上條 怜香1、桐谷 芳惠2 (1. 千葉大学大学院、2. 千葉大学デザイン・リサーチ・インスティチュート)
キーワード:
キャラクター、好感度、経験
本研究は、キャラクターの性格と共感性が「かわいさ」の評価に与える影響を検討し、さらにキャラクター選好の要因を分析することを目的とした。実験では、異なる性格を持つキャラクターのエピソードを提示し、かわいさと共感度を評価してもらった。その結果、「さびしがりや」などの性格に対して共感しやすく、かわいさの評価が高まる傾向が示された。特に、感情移入しやすい性格を持つキャラクターは、より愛着を持たれやすいことが分かった。さらに、インタビュー調査では、視覚的要素、幼少期の経験、社会的影響がキャラクター選好に関与することが明らかとなった。具体的には、丸みを帯びたフォルムや柔らかい色合いが「かわいさ」を高め、努力や成長を描くことで「かっこよさ」も評価されることが確認された。本研究の結果は、キャラクター設計において、視覚的魅力だけでなく、共感できる性格やストーリーを持たせることが、魅力を高める重要な要素となることを示唆している。今後の研究では、異なる文化圏におけるキャラクター評価の比較や、共感性の個人差が影響を与える要因についての検討が求められる。
