講演情報
[B1-06]議論のプロセスにおける描画の意味と役割に関する研究
*大国 絢美1、石川 初2 (1. 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科、2. 慶應義塾大学 環境情報学部)
キーワード:
議論の可視化、描画行為、加筆行為
本研究は、会議の参加者自身が絵を描くことの意味を実践的に探求したものである。従来のグラフィックレコーディングのようにあらかじめ決まった描き手が議論の内容を可視化するのではなく、会議の参加者が手を動かして自らの考えや話題の内容を描きながら議論を進めることができる環境を用意し、会議の様子を記録して分析した。ホワイトボードの大きさや家具の配置などの条件を変えながら実施を行った結果、共同的に描かれる大きな絵が議論の方向に影響を与えること、ホワイトボードの前に描く領域や移動する領域があらわれること、参加者が自由に移動できる状態のほうが共同的な絵が現れやすいこと、共同的な絵には描かれたものへの加筆が行われながら議論が進行することが多く、加筆には7つのパターンがあること、また参加者にとって、共同的な絵を描きながら議論された会議の満足度が高いことがわかった。
