講演情報
[PA-50]てんかん患者におけるヘルプカードの考察
*古舘 和樹1、堀川 将幸2、禹 在勇2 (1. 湘南工科大学大学院、2. 湘南工科大学)
キーワード:
ヘルプカード、てんかん患者、福祉デザイン
ヘルプカードとは、見た目からの判別できない障がい者が配慮や手助けの必要を周囲の人に伝えるカードである。特にてんかん患者に対象を絞り、ヘルプカードの課題を深掘りし、伝達する手段の在り方を考察する。まず、支援の必要を伝達する手段であるヘルプカードや緊急カードについて、てんかん患者の視点から困りごとを調査する。得られた課題を特性要因図で整理し考察する。考察の結果として、てんかん患者にとってヘルプカードの課題は、緊急時のみ支援が必要であることが、伝わらないことであると明確化になった。これをもとに、3つのデザイン案を試作し、使用者と支援する周囲の人の両者から評価した。日常生活は目立ちにくいデザインで、緊急時には、周囲の人に対処の仕方を詳細に伝えられること、緊急時には、人の目をひく工夫が重要であるが明らかになった。今回、てんかん患者に着目して検討したが、今後の課題として、さまざまな障がいのケースについても、調査分析が必要である。
