講演情報
[PA-63]現代社会における「手間」の意義探究M-GTAを用いた質的分析
*ロ テンセキ1 (1. 武蔵野美術大学)
キーワード:
手間、質的分析、デザイン・リサーチ
本研究は、効率化が加速する現代社会において、人間があえて「手間」をかける行動の背景と意義を探究したものである。5名の研究協力者に対して「手間」に関するインタビュー調査を実施し、その記録データを修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)に基づいて質的分析を行った。分析の結果、「手間」の意義は存在論・認識論・価値論の3つのカテゴリーから構成され、これらが相互に循環する構造を持つことが示された。さらに、ストーリーラインの生成を通じて、「手間」は人間が自己の存在意義や知性を維持するための創造的かつ本質的な営みであることが明らかとなった。
