講演情報

[PA-71]台風シーズンにおける政治人物のソーシャルメディア防災投稿が公衆の予防行動に与える影響台湾高雄市の実証研究

*郭 禕依1、范 熙文1 (1. 国立台中教育大学)

キーワード:

Disaster Prevention、Perceived Risk、Preventive Behaviour Intention

本研究は、政治人物のSNSによる防災投稿が民衆の予防行動に与える影響,特に感知されるリスク,予防行動に与える影響を明らかにすることを目的としている。本研究では,台湾の高雄市を実験の場とし,民進党と国民党の政治人物の画像が防災メッセージに与える効果を分析した。実験では,人物のサイズ(半身写真、全身写真、人物なし)と政党を実験変数として使用し,質問紙調査を採用した。結果として,民進党の画像は国民党の画像に比べ,被験者のリスク感知を有意に高め,予防行動を促進することが明らかとなった。特に,人物のサイズに関しては,半身写真が全身写真や人物なしに比べ,リスク感知,予防行動を有意に引き起こすことが示された。これらの結果は,政治人物の画像の提示方法,特に政党背景と人物の比率が防災メッセージの伝達効果に重要な影響を与えることを示唆している。本研究の成果は,より効果的な防災コミュニケーション戦略の設計に貢献し,今後の予防行動研究における理論的基盤を提供するものである。