講演情報
[PA-77]形状と用途からみる「ハサミ」の意匠的特質(2)シルクロードにおけるX型ハサミの用途および重さ・長さの関係性からみる分類
*土屋 篤生1、田中 頌子2、禹 在勇1 (1. 湘南工科大学、2. 湘南工科大学大学院)
キーワード:
ハサミ、デザイン文化、シルクロード
本論文では、2002年から2011年にかけてシルクロード地域で収集された19種類のX字型ハサミを、現代の日本のハサミ5種類とともに分析した。大きさ(全長、重量)と刃長比率から分類した結果、6つのグループに分類された。全長と重量の間には強い相関関係が見られ、実用性を損なう余計な装飾等がないことが分かった。刃の比率は、切断対象が硬くなるにつれて減少する傾向があり、効率的に力を加えるための設計の適応を示している。この分類から、多様な用途や地域にわたり、これらの手工具を形作る実用的な配慮を浮き彫りにしている。
