セッション詳細
[S04]物理系薬学部会シンポジウム:躍進する物理系薬学研究のフロンティア
2025年3月27日(木) 13:15 〜 14:45
第4会場 (福岡国際会議場 201 [2F])
オーガナイザー:浜瀬 健司 (九大院薬)、石濱 泰 (京大院薬)
物理系薬学は、医療や薬学を含む幅広い領域の基礎学問であり、特に近年、化学、環境、臨床科学など他の分野と融合して新しい展開を迎えている分野である。物理系薬学部会では、若手研究者のモチベーション向上を目指して「物理系薬学部会奨励賞」を設け、部会において意欲的に研究を行い、将来を期待される研究者を薬学会年会の一般シンポジウムにおいて表彰している。本シンポジウムでは2023年度の物理系薬学部会奨励賞受賞者2名による講演として、BNCT・光免疫療法の両視点から癌を特異的に傷害する薬剤開発と、細胞外小胞およびイオン液体を用いてDDS製剤を開発し、難治性疾患の治療に応用した研究を紹介頂く。また、物理系薬学分野における最先端の研究を行い、分野融合的な展開も実践している若手研究者から、機能性高分子を用いた次世代医薬品の分離精製技術の創出に関する研究を紹介して頂く。本講演ならびに討論を通して物理系薬学の更なる発展に資することを目的とする。
オーガナイザー挨拶:浜瀬 健司(九大院薬)
[S04-1]がん特異的な傷害を実現する薬剤開発:BNCT・光免疫療法の両視点から
○近藤 直哉1,2 (1. 関西医大光免疫研、2. 大阪医薬大院薬)
[S04-2]細胞外小胞およびイオン液体を用いたDDS製剤開発と難治性疾患治療への応用
○福田 達也1 (1. 和歌山県医大薬)
[S04-3]機能性高分子を用いた次世代医薬品の分離精製技術の創出
○長瀬 健一1 (1. 広島大院医系科学)