セッション詳細
[S20]金属による人工酵素と分子集積が拓く新たな薬学
2025年3月27日(木) 17:00 〜 18:30
第13会場 (福岡国際会議場 402+403 [4F])
オーガナイザー:米田 誠治 (鈴鹿医療大薬、鈴鹿医療大院薬)、青木 伸 (東京理大薬、東京理大総研院、東京理大生命研)
生物は生命の維持に必須な金属イオンを巧みに取り込み、それらを生体利用する術を獲得してきた。遷移金属イオンは様々な生命現象に含まれており、酵素の活性中心を担う金属イオンも多い。それらの生体内金属をターゲットとした創薬研究や、酵素の活性中心を模倣した人工酵素の研究が盛んに行われている。また、遷移金属イオンや錯体は、生体分子との静電的な引き合いや共有結合性の相互作用によって、生体分子の構造を制御したり集積させたりすることができる。本シンポジウムでは、金属を活性中心に据えた人工酵素や、金属錯体と生体分子が相互作用することによって起こる分子集積現象に関する最新の知見を基に議論し、薬学における創薬研究や生命科学研究への応用を展望する。
オーガナイザー挨拶:米田 誠治1,2(1. 鈴鹿医療大薬、2. 鈴鹿医療大院薬)
[S20-1]人工単核金属酵素の簡易設計
○藤枝 伸宇1 (1. 大阪公大院農)
[S20-2]酵素機能変換分子を用いたシトクロムP450による非天然基質の酸化的官能基化
○有安 真也1、米村 開1、児玉 侑朔1、横山 侑弥1、笠井 千枝1、杉本 宏2、愛場 雄一郎1、荘司 長三1 (1. 名大院理、2. 理研SPring-8)
[S20-3]生命分子との協奏的利用をめざした人工金属酵素の開発
○岡本 泰典1,2,3 (1. ExCELLS、2. 分子研、3. 総研大)
[S20-4]抗腫瘍性白金錯体による液-液相分離から形成される多様なDNAの集合状態
○田代 竜1、山田 拓磨2、植村 雅子1,2、米田 誠治1,2 (1. 鈴鹿医療大薬、2. 鈴鹿医療大院薬)
[S20-5]コンビナトリアル的な多分子集積による人工触媒の設計と合成・機能開発
○青木 伸1,2,3 (1. 東京理大薬、2. 東京理大総研院、3. 東京理大生命研)