日本薬学会第145年会（福岡）

オーガナイザー：内田 淳 (山梨大病院薬)、合田 光寛 (徳島大院医歯薬)

臨床現場では，より質の高い医療の提供を志向した課題や疑問が生まれ，それらの解決が望まれている．基礎研究による新たな知見がこれらの課題を解決に導くための「礎」となり，解決の糸口となることが期待される．そこで本シンポジウムでは，基礎研究による臨床的課題解決にフォーカスし，第一線で活動している医療現場およびアカデミアの研究者から臨床的課題解決を目指した研究事例や取り組みについて，各々の視点・立場からのアプローチや経験や最新の知見等を交えながらご講演いただく．さらには，臨床的課題に対し，医療現場から見た臨床的視点とアカデミアの科学的・論理的思考を融合させ，解決に導くノウハウなどを共有し，今後の展望とともに議論を展開する．
本シンポジウムが，臨床現場から生まれる課題を的確に捉え，科学的課題解決を推進する pharmacist-scientist の育成・醸成，さらには新たなる医療の展開・発展の一助になれば幸いである．