セッション詳細

[SS07]創薬研究におけるMPSの利活用とその課題

2025年3月28日(金) 13:15 〜 14:45
第2会場 (福岡国際会議場 501 [5F])
共催:AMED『再生医療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療技術を応用した高度な創薬支援ツール技術開発)』
オーガナイザー:高山 和雄 (京大)、山崎 大樹 (国衛研)
[App translation available]
2010年にScience誌にDonald Ingber博士が肺チップ(肺MPS)を報告してから15年が経った。その後のMPS技術の急速な発展により、生体外でヒト臓器機能を評価することが可能になりつつある。より精度の高い創薬研究の実現を目指して、MPSを活用しようとする流れが製薬企業・アカデミアを問わず拡大している。しかし、肺チップの報告から15年経過した今、MPSは本当に創薬研究において役立つものになったのだろうか?MPSの実用化の現状を知るべく、本シンポジウムでは創薬研究に資するMPSの開発に従事している国内の新進気鋭の製薬・アカデミア研究者にご講演を依頼させて頂いた。本シンポジウムでは、現在のMPS技術で実施できる創薬研究を明らかにするとともに、今後より実用的なMPS創薬を行うために足りない要素についても議論したい。また、MPS創薬を行うにあたり、これから必要となるレギュラトリーサイエンス研究を議論するとともに、産官学が一体となってMPS創薬を推進するための意識共有も行いたい。

[SS07-1]アステラス製薬における生体模倣システム(MPS)の活用状況と展望

○岩岡 はるな1 (1. アステラス製薬)

[SS07-2]医薬品誘発性下痢リスク評価のためのヒト腸管オルガノイドと画像解析の活用

○池田 知世1 (1. 中外製薬・TR本部)

[SS07-3]製薬企業におけるComplex In Vitro Model(CIVM)を用いた安全性評価の実践と課題

○井口 拓馬1、白井 勇司1、山本 由香1、後藤 浩一1、土屋 由美1 (1. 第一三共)

[SS07-4]骨格筋MPSを用いた生理活性物質の評価

○清水 一憲1 (1. 名大院工)

[SS07-5]生体模倣システム:MPSに関する世界および日本の開発と利活用の状況

○石田 誠一1 (1. 崇城大院工)